はじめまして。ピクスタ開発スタッフのIです。
「PIXTAではじめて作品が売れるまで、平均で92枚のコンテンツが登録されている」
というデータを出してみたところ、これが本当かどうか検証してみたくなったので、
カメラ初心者の僕がPIXTAでの素材販売に挑戦することになりました。
これから実際に撮影をして、作品をアップロードしてみようと思います。
はたして僕の写真を買ってくださる購入者の方はいるのか、期待と不安でいっぱいです。
今後ともお付き合いをよろしくお願いします!
★PIXTA開発スタッフIのプロフィールページ
クリエイター名:sardine
※このアカウントのコンテンツの売上は、「PIXTA 復興応援プログラム」を
通じて東北の復興支援活動に寄付させていただきます。
»PIXTA 復興応援プログラム
1はじめてのレタッチに挑戦!
みなさんこんにちは、Sardineこと、ピクスタ開発スタッフのIです。
今回は、初めてレタッチに挑戦しました。
この連載も気づくと第6回目を迎えまして(まだ1枚も売れていませんが……^^;)過去に審査申請してロゴNGになったり、明るさが微妙でアップロードしなかった素材などのストックが増えてきました。
これらの写真も、レタッチをすると審査に通るかもしれないということで、今回は社内のデザイナーに協力してもらって簡単なレタッチの方法を学んでいきます。
これまでに画像を編集した経験はほぼゼロだったのですが、はたして上手にレタッチできるようになるのでしょうか……?
2 ノートパソコンのロゴ消しに挑戦
レタッチに使用するソフトは、Canonの一眼レフカメラに付属しているDigital Photo Professionalです。まずはパソコンにソフトをインストールして、レタッチの準備を始めます。
このソフトを使うと、RAW画像、JPEG画像、TIFF画像の編集や、RAW画像からJPEG画像の変換などを行うことができます。
»
ソフトウェア「Digital Photo Professional」の詳細はコチラ
インストールが終わったので、早速レタッチを進めていきます。まずは、この写真のノートパソコンのロゴ消しに挑戦します! 今回は「コピースタンプ機能」を使って、画像の消したい部分に、別の部分からコピーした画像をペーストして修正する方法でレタッチしていきます。
最初に、Digital Photo Professionalで画像を開き、メニューから「スタンプ」ボタンを選択します。その後、画像が鮮明な表示になったら、レタッチで消したい部分をダブルクリックします。画像が100%の大きさで表示されるので、画像上のコピー元となる箇所をoptionキーを押したままクリックします。※WindowsはAltキー。
もう一度消したい箇所をクリックして、そのままドラッグすると、ロゴが消えました!
OKボタンを押して、修正完了です。
思ったよりとても簡単にロゴを消すことができたので、これなら、次回以降一人でもレタッチをすることができそうです!
3 カメラのレンズのロゴ消しに挑戦!
引き続き、審査でNGになってしまった写真のレタッチをしていきます。
この写真は、カメラのレンズ部分にロゴがばっちり写っているため、審査を通過できませんでした。先ほどと同じ要領で、「コピースタンプ機能」を使ってレタッチしていきます。
コピー元を選んで、ドラッグを繰り返すものの、さっきのパソコンのロゴ消しに比べてとても難しかったです……。レンズが曲線になっているので、ドラッグをするときにはみ出してしまいやすいことと、元データのピントが少し甘いことなど、いろいろな要因が重なるとレタッチが難しくなるんだなーと実感しました。
レンズの周りは影があったり明るい部分があったりして、ノートパソコンのようにさらっとは消せず、抽出元を細かく動かしながら少しずつ消す作業になりました。特に、そもそもぼやけて写っている部分のレタッチは難しいと感じました…。カメラ上部のロゴはかなり誤魔化し感が出てしまいましたね(^^;)
レタッチ完成! 1枚目の写真に比べて、作業時間が2倍ほどかかりました…。
今後撮影するときには、レタッチのしやすさなども考えて構図を決める必要がありそうです。
4 中途半端な写真をレタッチで復活させる!
自然な雰囲気を狙ったはずが、明るさの設定をミスしてしまったため
暗くて背景も雑然とした感じに写ってしまったお弁当の写真。
このままでは審査に落ちてしまうクオリティですが(^^;)
レタッチで、なんとか復活させたいと思います!
最初に、背景の余計な部分をトリミングでカットします。
その後、先ほどと同様に、スタンプツールで背景を白く塗りつぶします。
最後に、写真の明るさを「トーンカーブ」という機能で調整する方法を教わりました。
右側のツールパレットに表示されているグラフを操作することで、
画像の明るさや、コントラスト、色を調整することができます。
暗かった写真が明るくなって、サンドイッチも美味しそうに見えるようになりました!
5 レタッチを終えての感想
レタッチを実際にやってみると、アップロードする前にこの一手間を加えることで、撮影したままの写真よりもストック素材として使いやすい写真に近づけることができる重要なプロセスだと思いました。
今後は審査申請の前に、写真をよりよく加工してアップロードしたいと思います!
また、今回レタッチに使ったソフトはカメラ付属のものでしたが、GIMPなどの無料ツールでも同様の編集ができるようなので、次回以降使ってみたいと思いました!
【第7回へ続く】
»バックナンバー
開発スタッフが挑戦!「ストックはじめて物語」