この度PIXTAでは、日本国内で撮影した「自動車走行動画データセット」の提供を開始しました。
ドライバーの安全な運転をサポートし、事故を未然に防いだり、被害を軽減したりすることを目的としたシステムであるADAS(先進運転支援システム)や、人が運転に関与せずとも、自動車が自らの判断で目的地まで移動することを目的としたシステムであるAD(自動運転)は、自動運転のレベル向上に向けて研究開発が進められています。
その研究開発のためには、実走行環境に近い多様な学習データが不可欠ですが、以下の理由でデータが不足していると言われています。
- 夜間・雨天・混雑時など特殊条件での撮影が難しい
- 走行データの収集や権利処理にコストが発生
- 商用利用可能なデータが少ない
そこで、PIXTAで取り扱う動画データの中から日本国内で撮影した自動車走行中の動画をデータセットにしました。
研究・開発にご活用ください。
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「自動車走行動画データセット」概要
提供データの概要
| 名称 | 自動車走行動画データセット |
| データ数 | 動画 50点 |
| 価格 | 198,000円(税込) ※各種アノテーションは、有料にて承りますのでご相談ください。 |
| 撮影場所 | 日本国内の市街地・高速道路・郊外など |
| 構図 | 自動車の走行中、ドライブレコーダーなどで進行方向を撮影 |
| 尺 | 1点あたり9秒〜60秒程度の動画 |
| 内容 | ・日本国内の市街地、高速道路、郊外など様々な場所で撮影した動画 ・自動車の走行中、ドライブレコーダーなどで前方を撮影した動画 ・晴天、雨天、雪の天候や昼間、夜間の時間帯のバリエーションを含む ・音声なし ・データ形式はmp4 |
| 特徴 | ・商用利用可能 ・撮影者から機械学習用データ活用の許諾取得済み |
<提供イメージ>
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想定する導入企業・活用分野
自動運転・ADAS(先進運転支援システム)向けAIの開発
- 物体検出・追跡:前方の車両、歩行者、信号、標識、障害物の検出と追跡
- 走行環境認識:車線検出、交差点検出、道路タイプの分類(市街地/高速など)
- シナリオ予測:前方車両の動きの予測
- 天候・時間帯対応の堅牢化:雨・雪・夜間など、難条件下でも安定した性能を持つモデルの学習
提供の背景
ドライバー不足や高齢化など深刻化する社会課題を背景に、自動運転やDAS(先進運転支援システム)のニーズは高まり続けています。
自動運転やADASの開発には、道路状況・天候・時間帯・交通量など、多様なシナリオを網羅した学習データが不可欠です。しかし、希望する条件下での撮影が難しい他、通行人や他の車両・建物の写り込みによるプライバシー配慮も必要であり、データ収集には大きなハードルがあります。
そこで、PIXTAが取り扱っている動画データの中から、日本国内の道路を自動車が走行中に進行方向を撮影した動画をデータセットにして提供することにいたしました。
今後もPIXTAは、AI開発の現場で求められるデータをニーズに応じて迅速に提供し、日本国内におけるAI技術の発展を支援してまいります。
「自動車走行動画データセット」提供の流れ
機械学習用画像・動画データ提供サービスにお問い合わせください。データのサンプルや詳細を案内いたします。
今回案内しております「自動車走行動画データセット」以外にも、機械学習用の画像・動画をお探しの際には、ぜひPIXTAにお気軽にお問い合わせください。

