日々進化するWEBの世界。新しいデバイスの登場や、デザイン、技術のトレンドによって必要とされる素材も変化します。
今回は、PIXTAの社内デザイナーが今求められている素材について、購入者目線で解説します!
教える人
PIXTAデザイナー・hairi。
過去にはアートディレクターとして東京インタラクティブ・アド・アワード受賞。
新聞広告などのグラフィック制作会社、WEB制作会社を経て、現在はPIXTAのサイトデザイン、プロモーションツール等のデザイン/設計を担当。
1.WEBデザインのトレンドを知ろう
最近のWEBサイトは、iPadやタブレットなどの普及により画面比率が横長に変化しています。現在店頭に並ぶPCやタブレットは、15:9や16:9、16:10のいわゆるワイド画面のモデルがほとんどで、2013年の台数シェアは90%を超えています。
ストックフォトが特に活用されるのは、ヘッダーやカットインとして使われる画像になります。これもやはり横長の素材が必要になってきます。
また、解像度に関しても、現在主流になっているのが、解像度が1920×1080や1920×1200のフルHDのモデル。画像を画面いっぱいに表示させる場合はそれ以上の解像度が必要になるので、ピクスタでいえばMサイズ(2400×1500px程度)以上になります。
2.引きのばしやすい背景は使いやすい!
介護|7229757
デザイナー目線では、切り抜かなくても使用できるような背景で撮影してあるとうれしいです。最近は、比率が極端に縦長/横長のデザインも増えているので、デザイナーは背景を伸ばす前提で購入を考えています。
背景が単色やグラデーション程度だと、切り抜かずに引き延ばしもしやすいので、選ばれやすいです。完全な白バックは切り抜かないと不自然になってしまうため、薄いグレーぐらいの背景が使いやすいです。空や、単色の壁などであれば、簡単に複製できるので助かりますね。
ただし、被写体の端が切れていたり、自然光やライトで飛んでいたりするものは、合成しにくくなるので注意してください!
3.複数のデザインで使い回しがきく素材
キャンペーンなどはバナーとセットでデザインをするケースが多いです。
yahooやgoogleといったポータルサイトに出すバナーは、正方形、横長、縦長とあらゆるサイズを用意するため、1枚で複数のデザインに対応できる素材があれば当然望ましいです。
具体的には、被写体の上下左右に空きがあると使い回しがきく素材になります。
4.目線の先にコピースペースをとろう
![]() 桜並木の女性|9455300 |
![]() ビーチに立つ女性|8274809 |
目線の先にコピーを入れることが多いので、コピースペースをとるときはそこを意識してあると購入される確率がアップすると思います。
被写体が複数いる場合は、表情に注意してください。それぞれの目線や表情でメッセージが違ってきてしまいます。みんなの顔をもう一度チェックお願いします。
いかがでしたか? コピースペースの作り方や被写体の配置方法など、デザイナーならではの視点を取り入れて、ぜひ制作に生かしてみてくださいね!