ここからは、ストックフォトマニュアルの応用編として、「撮影」に関するノウハウやヒントをご紹介します。
「ストックフォトについての基本的なルールは分かったけど、何を撮ったらいいのか分からない」
「もっと“売れる”写真にするために、どんな工夫をしたらいいんだろう?」
という方は、ぜひこの項目をご覧ください!
ストック素材の使い道って?
ストックフォトを購入する大多数の方が、購入した写真・イラストを広告に利用しています。 それらは、商品・サービス・企業等の宣伝・広告の目的で、ポスターやチラシ、新聞・雑誌などの紙媒体からホームページなどwebまで、多岐にわたって幅広く利用されています。
● 【マメ知識】使用用途とサイズ
一般的に、Web用には小さいサイズ、印刷用(雑誌、ポスターなど)には大きなサイズの画像がよく利用されます。サイズと使用用途の目安はこちら
身近な広告を見てみよう
普段、身の回りで目にする広告を注意深く見てみましょう。
ストックフォトのヒントがたくさん隠れています。
例えば、インターネットショッピングサイト。
実際の商品の画像だけではなく、「○○キャンペーン」などのバナーや、背景画像など、季節のイメージや爽やかな笑顔など商品を引き立てる為、様々な画像を使っています。
また、新聞・雑誌、フリーペーパーや電車内の中吊り、企業のホームページなどでも、イメージをより明確に分かりやすく伝えるために、画像が数多く利用されています。
それらを注意深く見る事によってどういった画像がストックフォトとしてニーズがあるかが見えてきます。
- どういうテーマの画像が多く見られる?
- 真正面から撮影されている?全てがフレームに収まっている?一部分がクローズアップされている?
- メッセージが明確に伝わってくる?(何のPRをしているのかがひと目で分かる?それはなぜ?)
- 文字を載せるスペース(コピースペース)がどのように確保されている?
- 人物の場合はどのような印象をうける?
- メインの被写体以外の要素は多い?少ない?
- 季節性はある?ない?
社会情勢や季節、世間で話題になっている事柄によっても、目にする広告は大きく変わってきます(例えば、インフルエンザが流行している時には、マスクなど医療系の広告が増えたり)。
また、広告イメージの多くが、明るくポジティブな印象を与えること、伝えたいメッセージが明確に表れていることが分かると思います。
その要因として、
- 全体的に明るく仕上げられている
- 何を伝えたいのかがひと目で分かる要素が入っている(ファミリー向け住宅の広告で、家族の団欒シーンの写真が使われているなど)
- テーマの邪魔をする余計な要素が入っていない(衣装や小物は、悪目だちしないシンプルなものが使われている、背景にテーマと無関係な要素が写らないよう工夫されている)
- キャッチコピーなど主役となる文字が効果的に配置できている(=文字の入る「コピースペース」が設けられている)
などが挙げられます。
身近な広告を目にするとき、ぜひ上記のポイントに着目してみてください。
普段から敏感にアンテナを張っていると、広告として使われやすいイメージがどういったものか、だんだん分かってきますよ。
売れ筋の素材を見てみよう
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