No. 10429309 | by kontur-vid
こんにちは。PIXTAデザイナーHairi(H)です。
今日は新人社員のPchan(P)と、歪みレタッチについてご紹介します。
正面から撮影した風景写真や、被写体の背景にラインがあるような素材は
このレタッチをするだけで写真に高品質感をだすことができます。
素材が与える印象は、販売に大きく影響しますので、ぜひ試してみてください!
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- Pchan、いい写真とれた?
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- はーい、上手に撮れました!(・ω<)
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- 。。。。。うーん
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- 。。けっこうかっこ良い感じだと思うんですけど。(´・ω・`)
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- Pchan、風景写真を撮るとき、大事にしなきゃいけないポイント覚えてる?
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そうだね。
分割法はまぁ写真にもよるけど、“見えないラインを意識する”、だよね?
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- バッチリです!!今回は、二分割の水平ラインを意識して撮ってみました!
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- なるほど。。じゃちょっとラインを重ねてみようか..
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あれーー!!Σ (゚Д゚;)なんかまっすぐだと思ってたのにずれてる!
しかも歪んでる?(´;ω;`)
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撮ったときは気づかなくても実はずれてることがあるので、
撮影後確かめる癖をつけたほうがいいよ (∩´∀`)
もちろん、三角構図みたいに狙って角度をつけている場合はいいんだけどね。
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はい。。次から気をつけます。(´・ω・`)
でも、撮った分は。。どうしたらいいですか。。
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- こういう時は、Photoshopのレンズ補正ツールを使います。( ̄ー ̄)ニヤリッ
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- 宜しくお願いしまーーーす!(シ´ω`)シ
風景素材の歪みをとるレタッチ
ここでは意図せず歪んでしまった素材をまっすぐに調整するためのレタッチをご紹介します。
まずは、歪みを確認
Photoshopでファイルを開き、メニューの【フィルター】から、【レンズ補正】を選んでください。
ここでグリッドラインを表示して、歪みの種類を確認します。
カスタムタブを押して、下記の項目を歪みによって調整します。
歪みの種類と補正
歪みの種類によって、調整する項目は変わります。
◆角度が曲がっている
→【変形】の【角度】項目を調整します。
◆上下に走っている被写体のラインが台形もしくは台形の逆のような形になっている
→【変形】の【垂直方向の遠近補正】で調整
◆左右に走っている被写体のラインが横向き台形のような形になっている
→【変形】の【水平方向の遠近補正】で調整
◆真ん中らへんが膨張しているようにもしくは凹んでるように歪んでいる
→【歪曲収差】で調整
この4つのポイントを調整すると大体、まっすぐな形に調整できます。
今回は上記のような値で設定しました。写真によって、適宜調整をお願いします。
[ 修正前 ↓ ] と比べてみてください
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どっひゃ〜!!プロっぽい感のある素材になりましたね!!
ラインが揃ってると全然印象違います!!ドッヒャ━ヽ(*´Д`*)ノ━ッ!!!!
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みなさんも、もし写真が歪んで惜しい!感じになった場合は、
ぜひ調整をしてみてくださいね!