今さら聞けない?!撮影基礎知識まとめ

撮影の基礎知識まとめ

今さら聞けない?!撮影基礎知識まとめ

No. 4246122 | by velkol

写真を撮影する際に知っておきたい、基本的な用語や基礎知識をまとめました!
皆さまのストック制作の際の参考にしてみてくださいね。

・ISO感度とノイズ
・被写界深度
・絞りとシャッター速度
・レンズと画角
・ホワイトバランス

 

ISO感度とノイズ

ISO感度とは、デジタルカメラの場合CCD、CMOSなど光を取り込む部分(受像素子)の感度のことです。 感度が高いほど、多くの光を取り入れることができ、逆に感度が低ければ、同じCCD、CMOSあたりで取り込むことのできる光の量は少なくなります。
暗い状態で撮影せざるを得ない場合、ISO感度を上げると、より多くの光を取り込めるので、シャッタースピードを速くすることができ、ブレ防止に有効です。
しかし、感度を高く設定した場合、ノイズが多くなり画像がザラザラしたようになります。

ノイズが多く、ストックフォトとしての品質を満たしていない作品はPIXTAに登録することができないため、ISO感度はなるべく低めに設定し、暗い場所ではストロボ等を工夫する、三脚を使ってブレないようにしたうえでシャッタースピードを遅くする、明るい場所に移動して撮影するなどしたほうが、より高画質な写真の撮影に有効です。

被写界深度

被写界深度(ひしゃかいしんど)とは、写真のピントが合っているように見える範囲のことです。
実際は、ピントが合っている範囲は、一つの平面上にしかないのですが、見た目はその前後の範囲もピントが合っているように見える範囲があり、その範囲のことを【被写界深度】と呼びます。

被写界深度の浅い写真

【被写界深度の浅い写真】
ピントの合って見える範囲が狭くなり、背景をぼかし、メインの被写体を浮き上がらせて見えるような表現ができます。

被写界深度の深い写真

【被写界深度の深い写真】
ピントの合って見える範囲が広くなり、画面全体をシャープに写す表現ができます。

被写界深度は
・レンズの焦点距離
・絞り
・被写体との距離
によって変化します。

レンズの焦点距離が短いほど、絞り(F値)が大きくなるほど、被写体からの距離が遠いほど被写界深度は深くなります(=ピントの合って見える範囲が広くなります)。

さらにデジタルカメラの場合、CCDやCMOS(撮像素子)の大きさによっても被写界深度は変わってきます。
コンパクトデジタルカメラや携帯電話のCCD、CMOSはとても小さいために、被写界深度は深く、『ぼけ』を活かした撮影はしにくく、画質面でもデジタル一眼レフカメラには劣ります。

絞りとシャッター速度

デジタルカメラで撮影する場合、CCDやCMOS(撮像素子)にちょうどよい量の光を当てないと、明るすぎたり、暗すぎる写真になってしまいます。
ちょうど良い量の光のことを【適正露出】と呼びます。
適正露出を得るためには、『絞り』『シャッター速度』を組み合わせて光の量のコントロールを行ないます。

『絞りとシャッター速度』の関係性は蛇口から水をコップに注ぐ例に例えられます。

蛇口から水を決まった量だけコップに注ぎたいとき、
蛇口をたくさん開くと、コップにはすぐに水が溜まりますが、(時間がかからない)
蛇口を少ししか開かないと、コップにはなかなか水が溜まりません。(時間がかかる)

同様に、 決まった量だけの光を得たいとき、 絞りをたくさん開くと、シャッター速度は速くできる(時間がかからない) 絞りを絞ると、長い時間だけシャッターを開けておく必要がある(時間がかかる)ということが言えます。
f
F値が小さいほど、「絞りを開いた」状態です。右にいくにつれてシャッター速度は遅くなります。

露出の設定を誤ってしまうとCCD、CMOSにあたる光の量が増えたり減ったりし、暗い写真になったり、明るい写真になったりしてしまいます。

《絞りとシャッター速度の関係の一例》
※CCD、CMOSに同じ量の光を当てようとしたときの例です

絞り値
(F値)
2.8 4.0 5.6 8.0 11.0 16.0 22.0 32.0
シャッター速度 1/500秒 1/250秒 1/125秒 1/60秒 1/30秒 1/15秒 1/8秒 1/4秒

この関係を利用し、どういった写真にするのかを決めることができます。
人物ポートレートなど、メインの被写体をシャープに写し、背景はぼかしたい場合には、被写界深度(F値を小さく)を浅く設定し、建築や風景の写真など全体にピントがきて欲しい場合は被写界深度を深く(F値を大きく)設定します。

また、被写界深度は望遠、標準、広角など選ぶレンズによっても大きく左右されます。シャッターを切る前に、どういう写真にしたいかということを意識して撮影に臨みましょう。

レンズと画角

コンパクトカメラの多くはレンズを交換することはできません。カメラを選ぶときに、同時にレンズも選ぶことになります。
一眼レフカメラの場合は、撮影シーンや被写体に応じてレンズを交換することができます。

望遠レンズを使うと、遠くにある被写体を大きく写すことができます。
広角レンズを使うと、狭い場所も広く写すことができます。
標準レンズを使うと、人間の見た目とほぼ同じ大きさで写すことが出来ます。

しかしそれだけではありません。
『被写界深度』の部分でも少し触れましたが、レンズによってピントが合って見える範囲も変わります。

また、同じ大きさに撮影しても、背景の見え方が変わってきます。

28

28mmで撮影

70

70mmで撮影

200

200mmで撮影

上記写真はペットボトルを同じ大きさで撮影し、レンズによる背景の変化を示しています。
■撮影データ 絞り:F4 シャッター速度:1/60 ISO感度:400 カメラ:canon EOS 5D

28mmの時は背景は広く200mmの時は背景が引き寄せられているように見えます。
旅先で記念写真を撮った際に、背景が小さくて何の前で撮ったか分からなかったり、逆に全部背景を入れようとして人物が豆粒みたいに小さくなった経験はありませんか。
レンズの仕組みを知り、状況によってうまく使い分けると、そういう失敗はなくなります。

色温度とホワイトバランス

例えば、同じ白い紙を見た場合でも、南中時(真昼)の太陽光があたっているときと夕日の光が当たっているとき、豆電球の光があたっているときなど、光源が異なると、それぞれ色が違って見えます。
これは、光源の種類によって【色温度】が異なるためです。

color

上記の理由から、光源の条件によって正確な色が出ないことがあるため、撮影時に適切な設定を行なうことが必要です。この機能を【ホワイトバランス】と呼びます。

デジタルカメラの場合はフィルムカメラのように撮影シーンごとにフィルムを交換したり、フィルターを交換する必要がなく、カメラのメニューからホワイトバランスを選択するだけでOKです。
しかし、選択を間違えると正しい色が出ません。

また、夕陽や電球の色を活かして撮影する場合には、ホワイトバランスの設定を「デーライト」で撮影するとオレンジ色に撮影できます。

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