[動画部門] NEXT1億点コンテスト攻略法!

いつもPIXTAに素敵な作品をご投稿いただき、誠にありがとうございます。
「NEXT1億点コンテスト」はまだまだご応募受付中です。

コンテストテーマは購入会員様のリクエスト内容を元にしたもの。
いかに購入会員様のニーズを汲み取り、工夫できるかにかかっています!

とはいえ「ニーズを汲み取る」のは、簡単なようで難しいもの。
そこで、直接購入会員様とも対話を重ねているPIXTA運営から、
各コンテストテーマからどのように作品に落とし込めば良いのか
ヒントをお伝えしていきます。
ぜひ、参考にチャレンジしてみてくださいね。


\応募期間は2025年3月16日まで/

まずはストック動画ならではの視点を活かしましょう!

インサートカット&Bロールとして使われることを意識

ストック動画は、テレビ番組・YouTube・広告・プレゼン資料などで「インサートカット(挿入映像)」や「Bロール(補足映像)」として使われることが多いです。そのため以下のポイントを意識してみてください。

・単体で意味が伝わるシンプルなカットを意識
・Bロールとして組み合わせやすい「関連性のある映像」を複数撮る
・特定のストーリーに依存しない、汎用性の高い映像にする

例えば…
NG:「長いドラマ風のストーリー動画」 → 企業が使いづらい
OK:「仕事をする手元」「スマホを操作する指」「書類にサインする」など、関連するカットを複数撮影参考)

▶︎参考記事:Bロールとは? こちらのページ内をチェックしてください👀

背景映像として使われるシチュエーションを意識

ストック動画は、Bロールやインサートカットとしてだけでなく「背景映像」として使われるケースも多いです。普段何気なく目にしていると思いますが、たとえば以下のような場所で使われています。

・企業のプレゼン動画(スライドの背景として流す)
・ウェブサイトやデジタルサイネージ(視覚的に雰囲気を伝える)
・YouTube動画やニュース番組(トークの背景映像として使用)

背景映像として使いやすいのは…
・人物なしの映像も需要大:「都会の街並み」「オフィスの風景」「空」「空撮」「波打ち際」「草原」「夜の道路」「CG」「手元」、「足元」、「お店の遠景」など雰囲気を伝えるカット
・適度に被写界深度を浅くし、背景として馴染みやすい映像にする

気軽にできる動画撮影のアイデア

「人物撮影やCGはハードルが高い…」と感じる方もいるかもしれませんが、以下のような方法で気軽に挑戦できます。

・身近な人に被写体をお願いし、ボディパーツだけを撮る
(例:手元の作業、歩く足元、後ろ姿、PCのキーボードを打つ手元 など)
→ 顔が映らないのでモデルの抵抗が少なく、汎用性が高くて商用利用もしやすい!

・動画生成AIを活用
最近は、映像を生成できるAIも登場しています。
実写映像×AI、人物映像×AI、テキスト入力で制作するなど、CGやVFXのスキルがなくても、ご自身のお手持ちの作品やアイディアをより具現化することができます!自動生成AIをうまく使ってみるのも一つの手ですね。
AI素材の販売における注意点は以下ページをご参照ください。
▶︎参考記事:AIによって生成した作品(画像・動画)を販売できますか?

・風景や物撮りからチャレンジ
(例:近所の風景、オフィスの風景、旅行先での自然風景、コーヒーやフルーツなどの飲料や食べ物、デジタルデバイスと文房具など)
→ 動画なのでカメラワークやタイムラプスなど動きを交えながら、映像制作初心者でも挑戦しやすい被写体を選んでみる!

動画部門のコンテストテーマの解釈ポイント

暮らしの情景

ポイントは「モノ・コト・サービス」を含んだ「日常の暮らし」の一コマ

製品やサービスが人々の日常に自然に溶け込んでいるシーン、日常の暮らしをイメージしてみてください。購入会員は不動産業、情報通信業、生活関連サービス業など多岐にわたります。

一番制作のヒントになるのは、その業界の動画広告でどのようなシーン・カットが使われているかを注意深く観てみること。

たとえば、新興住宅街にできる分譲マンションの動画広告だと、その街でショッピング、犬の散歩、バーベキュー、リビングで家族団欒、公園でくつろぐ様子など、そこで暮らす人々が健やかに楽しく生活しているカットが連続した後にマンション名が最後に出るCMをイメージすると、撮るべき映像イメージがたくさん湧いてきませんか。

ほかにも何かサービスや商品を日常生活で利用するシーン。提供する側(店員、企業の社員など)と、利用者(消費者)が接するシーンとして使われることもあります。特に、買い物やサービスを利用している人々の自然体な表情も重要なポイントです。

また、動画なので動きのあるシーンやカメラワークにも注力してみると、視覚的なインパクトが増します。
リクエスト内容をヒントに、あなたの視点で「暮らしの情景」(日常的な場面や普遍的なシーン)を動画で表現してみましょう。

キャリアアップモード

求められているのは「自分軸、努力や成長を感じさせる」イメージ

写真・イラストに関わらず、動画においてもビジネス関連は非常にニーズがあるテーマです。
今の時代、がむしゃらに働くというより、ワークライフバランス、パラレルワーク、リスキリングなど、自分を軸にした様々な働き方を象徴するキーワードが増えてきました。

「自分の好き・得意を仕事にする」「女性のための〜」「60代から始める〜」「学び直し」など、中途採用、キャリアアップ支援系のサービスも最近よく動画広告を見かけますよね。

資格試験の勉強やプレゼンテーションの場面、学生やビジネスマンがオンライン学習を受けたり、書類を作成したりする様子、セミナー受講、企業が提供する研修で社員がスキルアップをしているシーン、面接シーン、家で勉強している様子など。

個人単位・チーム単位・企業単位で自己研鑽に焦点を当てた動画を撮影してみてください。スキルアップ、成長イメージは、明るい未来が輝やくイメージなので、シンプルで落ち着いた環境の中で集中している様子、生き生きとした表情、明るい仕上がりを意識してみましょう。

タブレットのある日常

どんな人がどんな場面でどのように…「状況設定」にこだわる

タブレットを使うシチュエーションは、日常生活やビジネス、学習などさまざまな場面で見られます。スマホ、PC同様に、現代には欠かせないアイテムになりました。

まずはリクエストに上がっている以下の事例制作に挑戦してみていただきたいです。
・建設現場や製造現場、プラント工場等、自治体等の議会、遠隔地間でやり取り、テレビ局、歯科医院
・漫画制作中の画像やマンガ動画を見ているモニター画面が見える状態のバリエーション画像

そのほかには、動画視聴、料理のレシピ、お絵描き、学習アプリ、メール、プレゼンテーション、顧客対応、オンライン授業、外出先での仕事、SNS投稿などなど。

タブレットがあればなんでもできる時代。普段使っている機能やアプリをイメージして、タブレットのある日常を撮影してみましょう。どんなアプリを使っているのか、タブレットの向き、表情、画面が見えるアングルの場合はどんな画像・映像を写すか(合成しやすいようにグリーンバックにするのもあり)、動きのあるカットや、タブレットを使っている手元のアップだけでも効果的です。

イマジネイティブ背景

主役を引き立て装飾する「名脇役」となるCG背景制作を

背景や空間の演出に焦点を当てたテーマで、ここで求められているのは実写ではなく、CG動画としての背景素材です。

背景としての機能を意識し、主役(テキストや画像)を引き立てるように馴染みやすい色味、構成を意識してみてください。

たとえば、化粧品やシャンプーや洗剤のCMなどでキャッチコピーが出る際の淡い色味やきらやかな背景といえばイメージしやすいでしょうか。ほかにもイベントのオープニングムービー、結婚式のプロフィールムービー、TV番組、Youtubeの動画タイトル、占いサイトの結果表示の際、カウンセリングなどメンタルでのお悩み解決系など。明るい印象、暗めな印象など、背景CG素材は様々なところで使われています。

「幻想的、未来的、抽象的、感動的、感傷的、おしゃれな、さわやかな、コミカルな、上品な、ポップな、暗鬱な」など形容詞のキーワードから考えてみるのもアイディアが湧きやすいかもしれません。ご自身の想像する背景素材を動画生成AIの力を借りて作成してみるのも良いかもしれません。

どのような動画広告、映像作品で使われるのか想像力を最大限に発揮して、主役を引き立て装飾する「名脇役」となるCG背景制作を目指しましょう。

次世代テクノロジー

可視化できないデジタルの世界や次世代技術をワクワクする表現で視覚化

お馴染みではありますが、デジタル、AI、SNS、ビッグデータ、ネットワークなど未来的な技術を表現するテーマです。目に見えないデジタル世界を表現するためにはどんな要素を取り入れたらいいのか。
視覚的に分かりやすく、なおかつ革新的で未来的な印象を与える方法が求められます。

たとえば、
・抽象的なデジタル空間
・AIと人間のインタラクション
・ビッグデータとクラウド
・ネットワークと接続
・SNSとリアルタイムなつながり
・AIとロボティクス(AIとIoT技術)
・未来の都市とインフラ
など。

デジタルの世界ってどんなイメージ?どんな未来がきたらワクワクしますか?どんなサービスが未来の当たり前になっているでしょうか?
ご自身の実写や人物作品×CGや動画生成AIの力を借りてみる、動きのあるフローや光の線や波、デジタルの粒子、仮想的な空間に広がる様子など、制作方法や表現方法は問いません。

サービスを利用する人の表情や反応にも焦点を当てながら、可視化できないデジタルの世界や次世代技術を視覚化する表現を意識してみてください。

以上、PIXTA運営スタッフからのアドバイスでした。
まだ寒い日々が続きますが、締切まであと約2週間ちょっと。

皆さまからのたくさんのご応募をPIXTA一同、楽しみにお待ちしています!

本件に関するご質問などございましたらこちらからお問い合わせください。