ABC
職業 カメラマン 年齢 52歳
広告制作会社でのデザイナー勤務を経て約10年前に独立。PIXTAでは写真クリエイターとして活動を開始し、2013年5月より動画クリエイターとしても登録。
以降マルチに活動を続け、現在では自然・都市風景から幅広いテーマの人物素材まで様々なジャンルの動画素材を9,400点以上販売し、PIXTA動画トップクリエイターとして活躍中。
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前編ではPIXTAを始めたきっかけや心境の変化、ご自身の強みや撮影テーマの設定法などをお届けしました。
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今回は動画ストック素材制作における具体的なポイントです。動画トップクリエイターABCさんインタビュー後編をお届けします。
ストック素材制作について
撮影の企画や事前準備について
準備としては、カメラや機材を仕事用・素材撮り用・スナップ用、といつでもすぐにもって出かけられるようにしてあります。
スナップの場合でもコンパクトで超軽量の三脚だけはいつでも使えるようにバックに入れて持ち歩いています。
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使用機材について
他にインターバル撮影用にDSLRをいろいろと使用しています。
撮影で気をつけていること
条件により写真のようなレタッチも簡単ではありません。
対象物を変えてイメージさせたり、インターバルで撮ったり、モーション処理をしたり、と工夫が必要です。
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編集で気をつけていること
動画の場合はオリジナルから単純に最初と最後をカットして書き出す場合でもデータ上劣化します。
また補正をかけ過ぎるとさらに劣化します。
編集というよりも、常に最高画質で撮影し後処理をなるべくしないような撮影を心がけています
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掛かったコストと売り上げについて
様々なジャンルを撮影してきましたが、非常にマイナーなジャンル・テーマでも少なくとも1点以上は売れましたので、グロスで考えると損はしていないと思います。
しかし、まだ償却してない機材費分を含めるとそれほど利益は出ていないかもしれません。
他のクリエイターに向けて
映像素材の使われ方がわからずに試行錯誤でいろいろ実験的に撮影してきました。
カメラワークの話になりますが、最近は同一テーマが競合する場合、カメラ固定(FIX)で無難なものほどあまり購入されない気がします。
購入者の方の目も肥えてきてる傾向があるかもしれません。
被写体に対して、パン・ティルト・ズームはもちろんのこと、自分だけの撮り方を試してみる。
手持ちで自由に動いて撮ってみる・スライダーを使う・クレーンを使う・魚眼レンズを使ってデフォルメ・手動でフォーカスを変える・・・
などなど、ちょっとしたアクセントとバリエーションが大事かもしれません。
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今後について
「仕事」の場合は概してクライアントの意向・条件・納期などが事細かく決められていてプレッシャーが多いですが、「素材撮影」の場合は、自由度があり気のみ気のまま撮影できます。
ある意味息抜きで楽しいのがストック撮影の特徴です。
ということもあり、今まで通り仕事の合間などに楽しみながら続けられたらと考えます。
今後の目標は特にありませんが、今までどおりにコツコツやり続ければよいかなと思ってます。
2回に分けてお届けいたしました[動画トップクリエイター]ABCさんインタビュー いかがでしたでしょうか。
トップクリエイターならではの素材制作への考え方や取り組み方など、非常に参考になりました。
今回の記事を参考にしていただき、ぜひ皆さんも”自分らしく”活動してください!
ABCさん、この度はインタビューへのご協力ありがとうございました。
前編はこちらからどうぞ!
» [動画トップクリエイター]ABCさんインタビュー 前編
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