[動画トップクリエイター]ABCさんインタビュー 前編

ABCさんインタビュー

ABC


職業 カメラマン  年齢 52歳
広告制作会社でのデザイナー勤務を経て約10年前に独立。PIXTAでは写真クリエイターとして活動を開始し、2013年5月より動画クリエイターとしても登録。
以降マルチに活動を続け、現在では自然・都市風景から幅広いテーマの人物素材まで様々なジャンルの動画素材を9,400点以上販売し、PIXTA動画トップクリエイターとして活躍中。

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デザイナー時代は企画やアイディアを考え撮影が必要な場合はカメラマンに外注していたABCさん。
フィルムライブラリーなどの素材写真もよく利用していたそうです。
外注する予算や時間がない場合に、いつしか自身で撮影するようになり、デザイナーの傍らカメラマンをするようになったそうです。
独立後は従来の広告の仕事もやりつつ、以前のクライアントからの撮影単独の仕事も受注。
自身の仕事の傍ら、2015年3月には動画素材を中心に売上100万円(月額)を突破。
今回はそんなABCさんに、動画クリエイターとしての考え方やストック素材撮影時のポイントについて迫りました。

PIXTAを始めたきっかけについて

写真で登録したのはたしか2011年頃だったかと思います。
ただし、はじめた頃は日々の仕事に追われ、気が向いた時だけでほとんどアップロードはしていませんでした。
きっかけはネットで知り、今まで自分の仕事用に撮影したイメージ系写真のストックが多数あり、
第三者にも利用していただこうと考えたからです。
本格的に活動をはじめたのは動画クリエイターとしても登録した時期(動画は2013年5月に登録)だったかと思います。

動画クリエイターとしても登録したきっかけは、2012年ごろのあるクライアントからの依頼です。
時代は紙媒体からWEB動画広告にも力をいれはじめた頃で、必要に迫られ動画撮影をはじめました。
はじめてみると、1つの商品を売る場合の動画構成にいろいろと前後のイメージのカットがかなり必要になり、自分でその素材を撮りはじめたのがきっかけです。

その際、機材はどうしましたか?

写真撮影で利用していた「キヤノンのEOS 5D Mark2」で撮影をしてました。
最初は2日に1回ほどのペースで動画撮影をしており、当時は仕事で春夏秋冬の風景素材を撮り始めてましたが、写真で人物素材が売れていたので動画でも人物素材を撮り始めました。

人物素材とそれ以外の撮影割合は意識していますか?

特に意識はしてません。
人物以外でも売れるものがわかってきたので、売れるものを撮るようにしてます。
人物撮影はモデルフィーなどのコストが掛かるので、それを考えると風景素材などが多くなります。

風景以外でも、ニュースを元に撮影する素材のネタを考えています。
例えば最近NISAという少額投資非課税制度が話題ですので、それを意識した証券系を撮影したり、山手線の新駅が田町〜品川間にできるというニュースが流れた後は、田町駅・品川駅周辺を撮影しました。
撮影する際には事前にロケハンに行き、光の状態を確認した後に、天気や光のよい時間帯に再度行って撮影をしてます。


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品川高層ビル群

PIXTAを始めて変わったことはありますか?

写真の場合、やはり売れ筋(汎用性)を意識するようになりました。
昔は自分の趣味やアート性にこだわっていましたが、現在は自分が写真を使う立場になって撮影するようになりました。

動画に関しては、始めた当初から未だに手探り状態でやっています。
写真素材とは違い意外なものが売れるので、売れた作品の関連性やバリエーションを追求するようになりました。
例えばですが、新宿の高層ビルを広角で撮影したものが動画ではよく売れます。特にインターバル映像はよく売れる風景映像の一つです。


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新宿高層ビル街を見下ろす

月間売上100万円突破について

売上に対して目標は設定されていましたか?

目標はまったくありません。
あくまでも仕事の合間やついでに撮影する場合が多いです。
動画の場合詳しく検証してませんが、1年以上経って忘れたころに売れる場合もありますし、最新の話題やニュース性のあるものは販売開始数日後に売れたりもしてます。

ご自身の強みになっているポイントはどこでしょうか?

動画の場合ですがやはり「差別化」だと思います。
私の場合「キレイな映像」も抑えつつ、崩した「ラフ」なものを撮るようにしています。
手本がほとんどなく手探り状態で始めた当初から、実験的に制作した作品は随分とあります。

例えば、都会のネガティブなイメージ表現で誰も撮りたがらない汚い路地裏の人影や、時間やスピード感を表現するために敢えて荒らしたりぶらしたりした「ラフ」な映像などがあります。

この手の素材は審査でNGになることもありましたが実際に売れましたし、デザイナーの観点から考えてもニーズは必ずあるはずなので、ひきつづき作品数を増やしています。



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東京丸ノ内 ビジネス街の人々

写真同様、キレイなものとかセオリー通りの作品は誰でも撮りますし、登録数も多いです。
逆にいいますと需給バランスを考えてもなかなか売れるとは限りません。
私がとある広告のイメージや構成を動画に置き換えて考えると「ラフ」なものも必要かな、
と思うことがあります。


前編は以上となります。

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