【PIXTA撮影会Report vol.2】モデルディレクションを学ぶ

今回の撮影会Reportの第二弾は9/3に開催された【PIXTAスペシャル撮影会 #3】の模様をお伝えいたします。

スペシャル撮影会の第3回は「第一線で活躍するフォトグラファーがモデルディレクションを伝授」をテーマに人物撮影で必要な要素である「モデルの動かし方」「モデルディレクション」「モデルとのコミュニケーションの取り方」について、広告・女性ファッション誌など第一線でご活躍中のフォトグラファー野口マサヒロ氏をゲスト講師にお迎えして、2名のPIXTAクリエイターが野口氏の指導を受けながら撮影に挑みました。

ここで今回のゲスト講師の野口マサヒロ氏のご紹介をいたします。

スペシャルゲスト講師

フォトグラファー 野口 マサヒロ 氏

女性ファッション誌の編集部に勤務後、カメラマンのアシスタントを経て2015年に独立。現在、フリーランスのカメラマンとして雑誌や広告、タレントのポートレート等の分野で幅広く活動中。近年は動画の撮影も多く手がけている。
Instagram:masahironoguchi
Website:https://www.wind-2020.com/

今回の撮影会は30代女性モデル1名を使った「ビューティ、ビジネス、ライフスタイル、ファッション」をテーマにしたストックフォト作品のアップデート。

当日のモデルはPIXTAでも撮影経験豊富なMさん、会場は水道橋近くのstudio WAVEにて行われました。

今回の撮影会の目的でもある「モデルの動かし方」「モデルディレクション」「モデルとのコミュニケーションの取り方」について、野口氏の実践を交えつつ、野口氏自身がモデルを撮影する際に気をつけているポイントやテクニックのレクチャーを受けながら進めていくスタイルで、参加者1人あたり約2.5時間の中で計3〜4テーマを撮影しました。

白背景のフラットなスタジオでPIXTAでも多くの撮影実績があるモデルさんを使うという条件の中で、参加者は今回の撮影会の中で学んだモデルの動かし方、モデルディレクションによって、従来PIXTAの作品といかに違いを生むことができるかということを意識しながら、今後のストックフォト撮影に活かせるテクニックと自信を身につけ撮影会は無事に終了いたしました。

今回の参加者が撮影した作品と参加者の感想

参加者 ks__1984さんの感想と当日撮影した作品

<感想>

Q. 参加した感想をお聞かせください

A. プロの第一線でやっている方のやり方を見て、今まで自分でやってきたやり方と全く違っていたのですごく刺激になりました。

Q. 今回参加して自身の中で何か変化は何かありましたか?

A. 今までの自分の撮り方が覆されました。これまでもビューティーの撮影は見よう見まねで何度か試したことはあったのですが、今回撮影会でプロの方のやり方を見て、「こんなやり方があるのか。」「こんなやり方でいいんだ。」と知れたこと全てが貴重な経験になりました。また、実際に今回の撮影会で自分で撮影できたことによって、今度は自分一人でもできそうだと思えたことが1番の収穫ですね。

参加者:USSIEさんの感想と当日撮影した作品

<感想>

Q. 参加した感想をお聞かせください。

A. 自分で動いて良いアングルを探す必要性や空間の取り方(コピースペースの取り方)について、講師の野口さんはカッコよくオシャレに撮られる方だったので、非常に勉強になりました。

Q. この撮影会に参加されて自分の制作に生かせそうな部分はありましたか?

A. 常に一箇所にこだわらず、いいアングルを探っていく。引いたり寄ったりバリエーションを探していく手法は今後の撮影でも取り入れていこうと思います。

Q. 今後スペシャル撮影会に応募される方に向けて、この撮影会をおすすめできるポイントはありますか?

A. 一番はおすすめしたい点は、今回の撮影でいうとファッション誌という第一線で活躍されているフォトグラファーがどうやって撮影しているのか、撮影の進め方、こだわっているポイント、シーンごとにどのレンズを選択しているのかなど普段は見ることができないところを見られる点にだとおもいます。私自身もまた参加したいと思いましたし、みさなんにもぜひ参加して頂きたいと思います。

ゲスト講師の野口氏からのコメント

今回のゲスト講師のフォトグラファー野口マサヒロ氏に今回の撮影会の感想をお伺いいたしました。

Q. 講師として心がけたことはありますか?

A. 今回参加者のお二人とは初対面だったので、まずは参加者の撮り方を観察し、課題の把握に努めました。その上で被写体との距離感、モデルへの声がけ、構図の取り方に気を付けることで、よりオシャレな写真になるのではと思い、その点の改善を行いました。
自分はファッション・ビューティーを主に仕事としているので、そこから教えられることを特に意識しました。

Q. 撮影会の前後で野口さんが感じた参加者の変化は何かありましたか?

A. 寄り引きの空間の取り方、画角の取り方、モデルへの声がけ、自然光の使い方がすごく良くなったのではと思いました。

Q. 最後に参加者に何かメッセージはありますか?

A. 写真は撮っていて楽しいと思ってもらえること、また今回の撮影会で学んだことを今後に生かしていって頂ければと思っています。

PIXTAがスペシャル撮影会を通して目指すセカイ

2023年6月からスタートした「PIXTAスペシャル撮影会」ですが、PIXTAが業界の第一線で活躍するクリエイターを招いて、このような撮影会を実施するのか。

PIXTAのクリエイティブディレクター 筑城 俊氏に理由と共にその狙いを語って頂きました。

筑城 俊
PIXTAクリエイティブディレクター兼コンテンツグループリーダー)

2016年入社後、国内およびアジア各国で多くの撮影を企画・ディレクションを担当。
ストックフォトクリエイティブのアップデートを推進。個人でも写真アーティストとして活動中。
Instagram:tsuikishun

Q. PIXTAが2023年6月から開催している「スペシャル撮影会」について、なぜPIXTAはこのような取り組みをされるのかその目的を詳しくお聞かせください。

A. PIXTAは強みである日本人人物写真をアップデートしていきたいと考えています。
現在、ストックフォトマーケットはかなり成熟してきており、社会的にも認知を得られ広告の一端を担うような大きな存在になってきています。
ただ一方で、成熟と共に作品自体は使う側からも制作する側からもストックフォトとはこう使うべきだ、こう撮るべきだというステレオタイプ的な見方をされてしまっているところがあります。

第一線で活躍しクリエイティブにチャレンジをしている方を撮影会のゲストにお招きすることで、ストックフォトの可能性を広げるためのにそのエッセンスを取り入れて、より社会の時流を反映した作品を増やし、ストックフォトの価値を押し上げていきたいと考えています。

 

次回のPIXTAスペシャル撮影会は12月26日の開催

PIXTA撮影会Report vol.2はいかがでしたか。
今回の撮影会のような「モデルの動かし方」「モデルディレクション」「モデルとのコミュニケーションの取り方」といった学びはストックフォト撮影に活かせるだけでなく、ご自身の撮影技術や作品作りためのスキルアップにも繋がる機会になるのではないでしょうか。

そんな特別な撮影体験ができるPIXTAのスペシャル撮影会は今後も開催を予定しております。
・ストックフォトにおける自身の写真表現をアップデートしたい。
・これからストックフォトに取り組みたいが、既存のストックフォト作品と異なる表現でストックフォトマーケットにチャレンジしたい。
そんな方はぜひご応募を!

次回のPIXTAスペシャル撮影会は2023年12月26日に開催を予定しております。
詳細こちら
応募締切:2023年12月11日(月)23:59