ストックイラストを始めたきっかけは?
インターネットで見つけて、最初はお遊び感覚で始めました。当時はアミューズメント施設で働いていてチラシを作ったりしていました。元々イラストの経験もなく普段から趣味でイラストを描いていた訳ではありません。なので初期の頃はクオリティ的に低いものもあったのですが、素材数も少なく売れやすい時代でした。前職の買収の話があり、ちょくちょく売れることもあって、本格的に描こうと思いました。
ストックイラストの本を書店で見かけて。こんな形で収入を得る方法があるんだと思い、始めてみました。
元々はデザイナーとしてピクスタの素材を利用していましたが、産休後、子供と一緒にいながら仕事がしたかったのでストックイラストを始めました。
テレビで主婦の副業という特集を見たのがきっかけです。最初は写真から入ったのですが売れなかったのでイラストへ移行しました。
売れるためにやっていることは?
ニーズを調べてどんなものが流行っているかを知る。ただ、自分が描ける範囲は決まっているので得意ジャンルの占有率をあげることです。
チラシや雑誌などを収集し、そこから制作のヒントを得ています。
ストックは休む理由がいくらでもつけられるので、1枚でもいいから毎日少しでも作業すること。
できるだけ色々なタッチを出すようにしています。いろんな画風が並んでいる方が購入者から見たら良いとも思うので。例えば、年賀状だったら素材集1冊自分の素材だけで成立するようなイメージです。
ストックで売れやすくなるおすすめテクニックは?
「家族」という定番の売れ筋テーマでもただ人が並んでいるだけにするのではなく、シチュエーションなどで変化つける。売れ筋テーマで差別化するのがポイント。
ピクスタではバラバラな方が売れる印象ががあるので、セットだけでなく単体でも登録する事です。
「男性」の「育児」など、定番テーマの差別化です。本当は定番で売れるのが良いけど少しニッチな方向にずらす事もします。
購入者目線でデザイナーが嬉しくなるような素材作りを意識しています。プロに頼むと高額になってしまうデザインをストックで補えるように。あとはおまけ(無くても良いがあると使いやすい装飾的なパーツ)をつけることも良くしてます。
【おまけについて】
※メインであるアイコン以外のハイビスカス・波の部分や、ビールイラストのタイトルロゴ部分など。無くても成り立つが、あれば単品でも使用できる「おまけ」になっています。
どうして今のタッチへ?
段々と自然と変わっていきました。
トラノスケさんはやっぱり天才!?
一回のストック制作にかけるおおよその時間は?
3〜4時間
3時間
3時間
平日:3〜4時間
週末:4〜5時間
ストックイラストをやってよかった点
知らない世界を知れたことですね。イラストレーターになるとは思っていませんでした。絵を描くのは嫌いじゃないくらいで習った事などはありません。チラシを担当する事になったのもたまたまで最初はまったく別の業務を担当していました。チラシを作り始めることになりイラレなどのソフトと出会って本格的に絵を描き始めました。
元は堅めの印刷会社で働いていて、描くのはかしわ餅くらい。まず最初に鯛を書いてみたらそれが売れたのでどんどん楽しくなりました。「やってよかったこと」は好きなものを描いて収入が得られるようになった事です。
ストック収入が入ることで収入が安定するようになった事と、依頼案件に繋がったことです。
収入の安定と空き時間に作業出来るので暇な時間がなくなることによって、不安を感じることが少なくなりました。
ストックの失敗談があれば教えてください
右利き、左利きの間違い。浴衣、着物の合わせ。
タグ付けで間違った漢字を付けてしまった事。
以前得意ではないタッチの絵でたくさんバリエーションを作っていたら凄くストレスになってしまったので、自分が飽きちゃう絵は無理に書かないようにしています。
パーツを流用しながらバリエーションを作成しているので、ちっちゃいズレの修正で50点くらい申請し直しになりました。
挑戦してみたいテーマなど
コミック系はやってみたいです。
海外/インバウンド系イラスト。
最近人気のアイソメトリックイラストなど、もっとwebで使われるようなイラストにも挑戦してみたいです。
フォトフレーム素材とインバウンド系。
その後…挑戦してみたいテーマが完成しました!
※「アイソメトリックイラスト」とは、傾斜させた立体を、間口・奥行き・高さの3方向の軸がそれぞれ120度になるように描く図法。別名「等角投影法」。物体を斜め上から俯瞰するような図形で、マツさんが仰っているようにwebなどで人気の表現になります。
※「インバウンド」とは、訪日外国人旅行のこと。この場合外国人向けの旅行テーマイラストで、主に日本の魅力を伝える表現になります。
【編集あとがき】
皆さんそれぞれストックイラストの始まり方も進め方も、戦略の部分でも個性を感じる座談会となりました。ストックイラストクリエイターならではのあるある話から、ベテランならではの目の付け所まで、参考になるお話を伺えたと思われます。やりたい、と思ったテーマにすぐ着手するフットワークの軽さも流石ですね。ストックイラストの方法論は十人十色、自分にマッチした部分を積極的に取り入れて制作に活かしていきましょう!!