機械学習用「シニアと介助者の行動・福祉用具 動画データセット」販売開始のお知らせ

この度PIXTAでは、機械学習・行動解析AI開発向けの「シニアと介助者の行動・福祉用具 動画データセット」の提供を開始しました。
本データセットは、国内の一般住宅やケア現場に即したシニアと介助者の基本動作、福祉用具等の厳選した動画で構成されています。日本の環境に特化した高品質な素材により、開発現場におけるデータ収集工数を大幅に削減し、検証・実装のスピードアップを支援します。

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サンプル

日本の住宅やケア現場の実態に即した、介助者との近接・重なりシーンや、歩行器や車椅子を使った歩行などの福祉用具を用いた日常の基本動作を収録しています。

※サンプルでは動画の一部をトリミングして低画質に加工したものを表示しています。実際の提供データはFull HD以上の高解像度・高ビットレート素材です。解析精度を左右する細かな挙動も鮮明に確認いただけます。

国内の高齢者福祉に即したAIモデルの開発を支援

本データセットは、法人・研究機関など幅広い領域でご活用いただけます。日本の住宅や施設における安全管理・行動認識・生活分析に関するAIモデルの開発や研究を中心に以下のような用途を想定しています。

日常動作の可視化・行動解析
自宅や施設での移乗・歩行など、基本行動における認識モデルの構築に活用できます。様々な背景やシーンの人物画像を用いることで、特定エリアの滞在状況の分析や生活動線の検証にも利用できます。

遮へい物や複数人の重なりに対応した、人物認識の精度向上に
ベッド柵や手すりで身体の一部が隠れるシーンや、介助者と高齢者の身体が近くで重なり合うシーンなど、AIが人物を見失ったり誤認識したりしやすい高難度な場面の学習データとして活用できます。実際の現場での見落としや誤報を防ぎ、人物検出や骨格推定モデルの認識精度向上にお役立ていただけます。

福祉用具の検出・姿勢推定技術の基盤データとして
車椅子や介護ベッド、杖などの位置や形状を検出するモデルの学習データとして利用できます。姿勢推定や動作追跡など、高齢者を対象とした画像認識研究にも活用いただけます。

<活用が想定される業界例>
医療・福祉: 施設内における事故防止、病棟での見守り自動化、行動データを活用した介護業務の効率化
セキュリティ・防犯: 監視カメラの高度化、建物内での転倒検知、不自然な停滞の発見
家電・住設メーカー: 高齢者住宅向けの見守り機器開発、生活環境の自動調整システム
ロボティクス: 介護ロボットの安全移動、自律走行する車椅子の障害物回避
大学・研究機関: 福祉分野における生活動作、骨格推定技術の研究

「シニアと介助者の行動・福祉用具 動画データセット」概要

名称  シニアと介助者の行動・福祉用具 動画データセット
データ数                   動画50点
※本パッケージをベースとした、特定の環境・条件下でのオーダーメイド撮影も可能です。 
価格198,000円(税込)
※各種アノテーションは有料にて承りますのでご相談ください。
撮影場所日本の一般的な住宅や施設を模した屋内環境(リビング、寝室、廊下など)。一部屋外環境も含みます。
構図人物の全身や動作、福祉用具の全体像が確認できる引きやミドルショットを中心に構成。手すりなどの設備によって身体の一部が隠れているシーンを含みます。
1点あたり約5秒〜50秒程度の動画
内容ベッドから車椅子などへの移乗、杖や手すりにつかまっての歩行やその介助など、日常における基本動作やケアの様子。
データ形式実写MP4(モデルリリース取得済み)
特徴・全て実写データ
・商用利用可能
・撮影者から機械学習用データ活用の許諾取得済み

独自条件でのデータ作成をお考えですか?

「特定の福祉用具や介護ベッドを反映させたい」「特定のカメラアングルや住宅間取りでの見え方を学習させたい」といったニーズにお応えするため、オーダーメイドのデータ撮影が可能です。
本データセットを起点とした、貴社専用の学習データ構築についても、お気軽にご相談ください。

なぜ、PIXTAがこの学習データセットを提供するのか

日本は高齢化率が29.4%と、超高齢社会を迎えています(※1)。2040年度には約57万人の介護職員が不足する見通しであり、厚生労働省は、テクノロジーの活用を前提とした介護現場の業務見直しや、負担軽減の仕組み化を推進しています。(※2)

それにより、昨今、企業や研究機関では、介護現場の負担軽減や安全な移動支援のため、カメラ映像やロボットを活用してシニアの行動や介助時の挙動、周囲の物品を検知・分析するAIモデルの開発が行われています。しかし、AIの学習に広く用いられる既存のオープンデータは海外製が中心です。日本の住宅環境や国内の医療・福祉現場に即したデータは極めて少ないのが現状です。特に、国内の介護現場や住宅で普及している福祉用具(車椅子、介護ベッド、各種杖、手すりなど)のデータや、介護者と高齢者の身体が近くで重なり合うシーンを捉えた実写のデータセットは不足しています。

こうした課題に対応するため、国内のAI開発の開発用途に合わせて選べる「画像」と「動画」の2つのパッケージを用意しました。

画像データは、車椅子や杖、手すりなどの補助具・設備の正確な位置や形状をAIに学習させる物体検出モデルの開発に有効です。

動画データは、歩行介助や車椅子移動時における複数人のスムーズな姿勢の変化など、一連の動きを判定する行動解析モデルに欠かせない素材です。

介護現場における負担軽減・高齢者の安全な生活空間づくりに向け、本パッケージがAIモデルの開発や研究のお役に立てることを願っています。

シニアと介助者の行動・福祉用具 画像データセットはこちら

<出典>

※1:総務省統計局「統計からみた我が国の高齢者」(令和7年9月14日)https://www.stat.go.jp/data/topics/pdf/topics146.pdf

※2:厚生労働省「テクノロジー等を活用した介護現場における生産性向上の重要性とその施策について」 (令和8年3月2日)

https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001678242.pdf

「シニアと介助者の行動・福祉用具 動画データセット」提供の流れ

  1. お問い合わせ:専用フォームよりご希望の条件をお知らせください。
  2. サンプル動画のご案内:本データセットのプレビュー動画をご案内します。貴社の開発要件と照らし合わせてご検討ください。
  3. お見積り・ご契約:要件を確認後、お見積書を発行いたします。弊社規定の発注書書式にてご発注をお願いしております。
  4. 納品:発注書締結後、最短2営業日でダウンロード形式にて納品いたします。

 

あらゆる「データの壁」を共に乗り越えるパートナーとして

AI開発のフェーズが進むほど、「あと少し、こんなデータが足りない」という具体的な課題に直面されることと思います。PIXTAは単なる素材提供者に留まらず、独自のネットワークと撮影ノウハウを活かし、お客様専用のデータセットを共に構築するパートナーでありたいと考えています。
既製品の活用から、特殊環境でのオーダーメイド撮影まで、まずはお気軽にご相談ください。

まずは検証用・学習用データをお探しの方、すぐにでもデータを調達したい方へ。
特定の環境や条件での撮影が必要な方、プロジェクトに合わせたデータ構築をご希望の方へ。