「使いやすく」「売れやすい」素材へのステップアップ術の第4回。
今回は人物を使った撮影の際に、ぜひともバリエーションとして加えて欲しい素材の提案です。
ポイントは「モデルのイメージが付きすぎない」こと。
年齢や目線など、モデルのイメージが付き過ぎない素材の方が使いやすい!!と感じる購入者は多く、
実はかなり狙い目のテーマであると言えます!
今回は、そんなテーマの中から特にポイントにしたい4点をピックアップしてご紹介いたします。
人物撮影時にバリエーションとしてぜひ加えてみてくださいね。
①【顔が写っていない素材】
ストックフォトは雑誌などの記事のイメージ写真にもよく使用されています。
その際に顔が写ってない素材の方が、余計な印象を与えることなく記事の内容をストレートに読者へ伝えることができるので、使い勝手が良いというのが利点です。こんな素材もぜひバリエーションに加えてください。
②【顔や目線がバッチリ来てない素材】
商品やサービスによって訴求したいターゲットが異なってくるのは当然のことです。
例えば「20代以上の女性」という幅広いターゲットのフィットネスサービスの広告の場合、
年齢がはっきり判ってしまう素材よりも、顔や目線がバッチリ来てない「女性がトレーニングしてることが判る」素材の方が、幅広く訴求しやすいという利点があります。
商品やサービスによっては、モデルが等身大ではない方が「自分にも当てはまるのでは?」と考える消費者が多いからです。
③【背景を活かした引きの素材】
背景を活かすことで、視覚的に何を誰がやっているかが明確となり、判りやすい素材になります。
そんな素材を使用することで、その商品やサービスを判りやすく訴求することができます。
そして、同一シチュエーションで様々な構図の素材があった方が、同じ世界感で一つの広告を創ることが出来るので、購入者は使いやすいと感じます。
④【パーツ素材】
手や足などのパーツだけで表現されている作品は、年齢・性別・人種など特定の印象を与えずにシンプルに広告表現できるため、用途が広く、使いやすい素材のひとつです。
背景や小道具やポージングを工夫し、シチュエーションを付加すればパーツ素材の幅がグーンと広がりますのでぜひチャレンジしてみてください。
【今回のステップアップ術とは!?】
今回紹介した素材は必ずと言っていいほど「バリエーションで撮られている素材」です。
ぜひ様々な構図での撮影を心掛けてください。
少しアレンジを加えて撮影するだけで「使いやすく売れやすい素材」が増えますよ!
今回のステップアップ術のポイントは以下の3つ!
・わかりやすい企画(シチュエーション)にチャレンジしてみる。
・その企画に合ったモデルや場所を探して撮影してみる。
・構図を変えて色んなバリエーションで撮ってみる。
そして、ご覧になった通り「顔が写ってない」素材でも表現できることはたくさんありますし、そういった素材に需要が高いのも事実です。
モデルポートレート未経験の方も、知人やご家族、またはご自分のパーツをモデルにして、チャレンジしてみてはいかがでしょうか!?