レンズを変えて”売れる”高画質な作品を撮ろう!

単焦点レンズで撮る!

No. 2408598 | by mark.

「高価な機材で撮影されているにも関わらず、あまり画質の良くない素材があがってくる……」
これは画像を審査しながらカメラのexifデータも同時に確認している、PIXTAの審査スタッフからの声。この現象は、高性能のセンサーを搭載したカメラに安価なズームレンズ等を使用した際にしばしば起こってしまいます。

良い(売れる)ストック素材の基本として大事なことは「高画質であること」なので、これはぜひ避けていただきたいことです。

そこでおすすめしたいのが「単焦点レンズ」
単焦点レンズは、カメラに付いてくるズームの付いたキットレンズ等とは比べ物にならない高画質で、特に標準レンズと言われる50mm(35mm換算)単焦点レンズは、値段も手頃なうえに性能もバツグン!

その理由として、”ズームレンズ”はある程度の範囲の画質を追求しなければならないのに対し、”単焦点レンズ”は、一つの画角だけの画質追求して設計すればいいので、数万円ぐらいのレンズでも、画質面では10万円を超えるような高級ズームレンズに値する
クオリティが得られるためです。

単焦点レンズは、普段ズームレンズを使っている方には、使い始め少し不便に感じることがあるかもしれませんが、解放値の明るいものが多いので、いろいろな条件下で威力を発揮します。絞りを開けた時の背景ボケは非常にヌケが良いし、絞り込めばカチッとシャープにきまり、明るい写真を撮るのにも適しているので、写真素材としての質は格段にあがるはずです!

ズームがきかないので、自分の足を使って構図を決めなければならない所も大変ではあります。しかし、いろいろと考えながら作品を撮る事で自分自身の技術の向上にも繋がり、やがてはストックフォトの売り上げ増にもつながるかもしれません。

カメラ本体の性能にこだわる方が多いですが、レンズはボディのように性能が落ちて時代遅れになるものではなく、むしろレンズの性能を、もっともっと引き出すようにボディが進化しています。レンズは資産ともいわれ価値があまり下がりませんので、カメラ本体だけでなくレンズにもこだわってみてくださいね。

ただし、レンズを「使いこなす」のはカメラではなく撮影者である皆さん。機材だけにこだわりすぎず被写体や構図にも工夫が必要ということをお忘れなく。

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