基礎知識 ISO感度とは

今回はISO感度について説明します。

暗い場所で撮影をする際は、なるべく多くの光を取り込むために、「シャッター速度を遅くする」もしくは「ISO感度を上げる」ことが必要になります。

※ISO感度を上げると、速いシャッター速度でも撮影ができ手ブレが防げますがが、ノイズが多くなってしまいます。

シャッター速度を遅くすると、手ブレが起こりやすくなります(三脚を使うなどしてカメラをしっかり固定することで手ブレは防げます)。

ISO感度を上げると、少ない光でも、シャッター速度を遅くせずに撮影することができますが、そのかわりに、ノイズによる画質の低下が起こってしまいます。

Web用の小さなバナーやイメージカットであればそれほど高画質でなくても問題ありませんが、ポスターやカレンダーなど、大きく印刷して使いたい場合には、ノイズが入っていると使用できない可能性が高くなります。

ストックフォトの場合、事前に使い道が決まっていませんので、購入機会を増やすために、なるべく画質を落とさずに撮影・納品することをおすすめします。

特に、デジカメのオートモードで撮影している場合、手ブレ防止のためカメラが自動的にシャッター速度を速め、同時にISO感度を上げていることがありますのでご注意ください。

暗い場所は避け明るい場所で撮影する、手ブレを防ぐために三脚を使うなどして、なるべくISO感度を上げずに撮影できるよう心がけましょう。

※ISO感度を上げた場合のノイズの様子。ノイズの出やすさはカメラや撮影条件により異なります。