「現地の魅力をもっと伝えたい!」旅行・宿泊関連業界で企画やPRに携わる方のなかには、そんな悩みを抱えている方も多いかもしれません。
観光関連のWEBサイトやパンフレットでは文章も大切ですが、つかう写真次第でぐっと魅力的なものになります。
「温泉をはじめとした日本および世界のリゾート(世界遺産、秘境など)」「乗り物」(ドライブ・電車・客船)「ターゲット別旅行シーン」の3つのテーマ別に写真素材の活用方法をご紹介します。
観光地の写真を選ぶポイント!【リゾート・温泉編】
温泉や絶景ビーチ、多くの観光客を集める世界遺産、秘境のヒーリングスポット、宿泊施設など、日本や世界ののリゾートを紹介する場合、見る人の感覚に訴える写真を選ぶのがポイントです。
例えばビーチなら、ただビーチ全体を捉えた写真よりパノラマ撮影された写真を選ぶことで、その土地ならではのスケール感が伝わります。
さらに打ち寄せる波や海面に反射する太陽の光が写っている写真を使うと、より現地の雰囲気がイメージしやすくなるはずです。
温泉地なら立ち上る湯煙や雪景色の写真もおすすめです。
また風景に加えて人が写っていると、テレビやWebでしか見たことがない場所もぐっと身近なものになります。高級リゾート地のビーチや一生に一度しか行けないような秘境の絶景も、そこに自分と近い世代の人が写っていると自然と親近感が湧いてくるのではないでしょうか?
ちなみに外国人観光客向けに日本のリゾートを紹介する場合、ターゲットの志向にあわせて写真の選び方を変えてみるのも1つの方法です。
一般的にアジア圏からの観光客はグルメやお土産といった「モノ」に関心が高く、欧米からの観光客は名所巡りや文化体験といった「コト」(体験)に興味を持ちやすいといわれています。
外国人観光客向けの写真を選ぶ際はそうした点も踏まえ、その土地ならではのグルメや現地の人との交流など、モノや体験がイメージしやすい写真素材を活用するのも効果的かもしれません。
ドライブ・電車・客船の旅行写真素材
雄大な自然のなかでのドライブや、駅弁片手の電車旅、客船の客室で過ごすゆったりとした時間・・・乗り物での移動も旅行の楽しみの1つです。そうした乗り物での旅の魅力を伝えるには、どんな写真を選べばいいのでしょう?
答えの1つは、「空気感」に注目することです。
例えばドライブなら、車内の様子よりは風を切るスピード感や窓の外の過ぎ去る風景、客船ならデッキからの雄大な眺め、電車なら車窓を流れる風景を捉えた写真などを選ぶことで、その場にいるかのようなイメージを与えることができます。客船なら水平線に沈む夕日の写真があったりすると、旅情も増してきますよね!
ただ1点注意したいのは、乗り物にフォーカスし過ぎた写真を選ぶと、どの場所なのか分かりにくくなってしまうことです。旅における乗り物の楽しみを伝えようとするあまり、乗り物が主役になってしまうようでは本末転倒です。
車や電車、客船の写真を選ぶ際は、有名な建築物や誰もが知っているその土地ならではの景色が写ってる素材をセレクトし、ひと目でその場所が分かるようにすることも大切なポイントです。
ターゲット別旅行シーンの写真素材の活用方法
最後にご紹介するのは、ターゲット別の旅行シーンの写真活用法です。
旅の目的や楽しみ方は人それぞれですが、ターゲットの心情を踏まえて写真の選び方を工夫すると、旅への期待感をアップさせることができるでしょう。
ファミリー向け
ファミリーをターゲットとする場合、家族で自然のなかを散策している様子や食事風景など、親しみやすさや楽しさが伝わる写真を選ぶのがポイントです。
また、子どもだけで浜辺で遊んでいる写真なども効果的かもしれません。「うちの子もどこかに連れて行ってあげたい!」と思う親も多いのではないでしょうか?
学生向け
「みんなでワイワイ楽しみたい。」そんな学生さんをターゲットにするなら、山や海でのバーベキューやレジャーなどアクティブな印象の写真を使いたいものです。バーベキューの写真なら全体の風景だけでなく、食材から立ち上る煙やビールの水滴が写った写真を使うとより期待感が高まるはずです。
また、友人同士での旅なら街中のグルメを食べ歩く様子や、楽しさが伝わってくる画像がおすすめです。
シニア向け
シニア世代というと落ち着いた静的な雰囲気をイメージしがちですが、最近では「アクティブシニア」という言葉もあるほど、パワフルで元気なシニア層に注目が集まっています。
かしこまった集合写真や記念写真風のポートレートよりも、適度に動きがあってモデルの表情が豊かな写真の方が、旅の楽しさがよりストレートに伝わります。
いかがでしたでしょうか? 旅行・宿泊関連の企画書やパンフレットで温泉や秘境、世界遺産といった日本・世界のリゾート地などを紹介する際は、写真の選び方を工夫することでより旅の魅力が伝わるものになります。
イメージにぴったり合う写真を見つけるのは簡単ではありませんが、PIXTAでは地名や風景に加えて「リラックス」「女子旅」「大人」といった抽象的なキーワードでも写真素材を検索できます。今回ご紹介したポイントとあわせて、ぜひ企画書や資料作成に役立ててみてください。