モデルリリースについて

権利・その他

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PIXTAにアップロードする素材の中に、個人が特定できる(=知っている人が見て「●●さん」だとわかる)人物が含まれている場合、被写体の人物に肖像権が発生するため、被写体の方の許可無く勝手に販売したり広告に使用することはできず、モデルリリース(肖像権使用同意書)の提出が必要となります。
モデルや購入者の方とのトラブルを避け、安全にストックフォトを販売するためにとても重要な書類ですので、要不要の判断は慎重に行ない、必要な場合には確実に提出するようにしてください。

 

モデルリリースって何?どんなときに必要?

「モデルリリース」とは、肖像権を持つ被写体の人物に署名をしてもらうことで、販売用ストック素材への使用を同意してもらう肖像権使用同意書のことです。
モデルリリースを取得しPIXTAに申請すると、販売画面で「モデルリリース取得済み」という表示がなされ、購入者にとっても安心して使える素材となります。


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モデルリリースは、個人が特定できる状態で人物が含まれている全ての写真・イラスト・映像に必要です。
被写体が撮影者本人や撮影者の家族(小さな子供も含む)、もしくはメインの被写体でなくたまたま写り込んだ人の場合でも、個人が特定できれば、被写体の人数分だけモデルリリースが必要です。
また、人物が写り込んだ街中の看板などが被写体であっても、個人が特定できる状態で写っている場合には、モデルリリース無しで販売することはできません。
反対に、手などのボディパーツしか写っていない、シルエットや後ろ姿になっていて個人が特定できない場合には、人物が写っていてもモデルリリースの取得は必要ありません。
ただし、「リリースの不要な写真」=「被写体の許可が不要」という意味ではありません。リリースが不要な場合であっても、撮影者のマナーとして、被写体の人物には事前に撮影許可を取ってください。

《モデルリリースの必要な例、不要な例》
人物の顔がはっきりと写っているのでモデルリリースが必要です。複数人が写っている場合、人数分のモデルリリースを提出してください
人物の足だけしか写っておらず、個人が特定できないのでモデルリリースは不要です。
後ろ姿で個人が特定できないのでモデルリリースは不要です。
※後ろ向きや横顔でも、その人の特徴的な部分が写っており、本人や近しい人から見てその人だと特定できる場合はモデルリリースを取得してください。
完全なシルエットになっており個人が特定できないのでモデルリリースは不要です。
赤ちゃんの顔がはっきりと写っているのでモデルリリースが必要です。赤ちゃんをあやしている手は個人が特定できないのでモデルリリースは不要です。被写体の方が未成年の場合、モデルリリースには親権者の方が署名を行なってください(全ての親権者の方の同意が必要です)。
マスクで顔の一部が隠れていますが、この程度だと個人が特定できるためモデルリリースが必要です。特に、目元が写っている場合個人が特定されやすくなりますので、慎重に判断してください。
この例くらいに顔の大部分が隠れており、個人が特定できなければモデルリリースは不要です。
真ん中の男性は個人が特定できる状態で写っているのでモデルリリースが必要です。後ろにも多数の通行人が写りこんでいますが、個人が特定できないほどにブレているため、モデルリリースは不要です。

画像をクリック!この大きさだとほとんど個人は特定できませんが、等倍で見ると顔がはっきり写っています。
人混みの風景など、特定の人物をメインに撮ったわけではない場合でも、等倍で見たときに個人が特定できる人物が写っていればモデルリリースは必要です。必ず等倍に拡大してご確認ください。また、街中の看板やポスター内の人物についても、個人が特定できる状態であればモデルリリースが必要です。

 モデルリリースが必要かどうか判断に迷う場合はどうしたら?

顔は写っていないが、特別な衣装を着ていたりその人にしかできないパフォーマンスをしているなど個人が特定できる要素が写っている場合、また、横顔などで個人が特定できるか微妙なラインの場合など、判断に迷う際は、念のため確実にモデルリリースを取得しておくことを強くおすすめします。

 モデルリリースが取得できない場合にはどうしたら?

風景写真の中の見知らぬ通行人など、現実的にモデルリリースを取得できない場合には、「顔などがなるべく写り込まないように撮影する」「ボカして撮影する」「端に写っている程度であればトリミングする」など工夫してください。
※撮影後に明らかに不自然なボカシを入れた場合など、ストック素材としてのクオリティを損なう過度の加工を行なった場合には、審査でNGとなる可能性もありますのでご注意ください。
»[参考記事]許可のとれない人物の写り込みについて

モデルリリースの申請方法

モデルリリースの申請は、作品の審査申請と同時に行なっていただきます。
モデルリリースが必要にも関わらず、人数分の適切なリリースが申請されていない場合審査でNGとなりますのでご注意ください。

 モデルリリース申請方法

  1. 事前に被写体の人数分のモデルリリース書類をダウンロード、プリントアウトしておき、撮影者の記入欄に正しく記入しておきます。

    ※書類は、常に下記より最新のものをダウンロードしてお使いください。
    【モデルリリースをダウンロードする】
    »モデルリリース(肖像権使用同意書)
    »モデルリリース記入例
    »MODEL RELEASE(英語版)

  2. 撮影時に、被写体の方に記入してもらいます。
    ※署名済みの書類の原本は、撮影者が責任をもって保管し、モデルの方にも控えを保管していただいてください。
    ・撮影前に、必ず書類の内容をしっかりと確認いただき、理解いただいたうえで署名をもらってください。
    被写体が撮影者本人(自分自身のポートレート)や親族、近しい友人であっても、モデルリリースが必要です。通常の手続きでモデルリリースの適用を申請してください。
    被写体が複数名の場合、人数分のモデルリリースが必要です。
    同じ被写体の方を撮影する場合でも、撮影ごとにモデルリリースに署名してもらってください。テーマ、日付の違う撮影でモデルリリースを使いまわすことは、後々のトラブルの元となる可能性があります。
    被写体が未成年の場合、親権者の方の署名が必要です。この際、必ず全ての親権者の方の同意を得てください。
    被写体が故人の場合、被写体の相続人もしくは近しい親戚の方に署名をしてもらってください。その際、モデルリリースの備考欄に、被写体の方が故人である旨を追記してください。
  3. 作品のアップロード後、審査申請画面で人数分のモデルリリースをアップロード・添付します。

 

 モデルリリースに関するよくあるNG

以下のように、提出内容に不備がある場合には審査でNGとなりますのでご注意ください。

  • 記入漏れがある場合
  • 文字が薄かったり、一部が切れている、複写(撮影)のピントが合っていない、画像が小さすぎるなど、書類の内容が判別できない場合
  • 被写体の人数と提出された書類の枚数が一致しない場合
  • 撮影者の自著署名または捺印がない場合  (署名欄が印刷の場合は、別途捺印またはサインが必要です。)
  • モデルの署名が自著でない場合  (モデルの自著が困難な場合は、親権者署名欄に親権者の自署署名が必要です。)

 

 モデルリリースのNG例  ※書類をクリックすると拡大します

記入漏れ

文字が薄くて判別できない

書類の一部が切れている、
ピントが合っておらず文字が判別できない



モデルリリース申請書類の内容に不備がある場合、「マイページ」(要ログイン)→「登録済みの作品」→「モデルリリース一覧」の「不備があったリリース」に表示されますので、改めて適切な書類をアップロードしてください。
「不備があったリリース」に表示されていない場合には、作品に含まれる被写体の人数と申請されたモデルリリース書類の枚数が一致していない可能性があります。作品の内容を今一度ご確認のうえ、個人が特定できる全ての人物のモデルリリースを取得・提出してください。

適切な書類を添えて再度審査申請を希望される方は、モデルリリース申請書類の内容に不備がありNGとなった作品に正しいモデルリリースを紐付けて再度審査申請してください。

モデルリリースについてのよくある質問

Q. モデルリリースが必要かどうか判断に迷うものがあるのですが、審査に出す前に見てもらえませんか?
A. モデルリリースの要・不要の判断については、このページの内容をよくご確認のうえ、クリエイターの皆様ご自身にて慎重にご判断ください。
ピクスタでの判断は、販売審査にて行なっておりますので、お問い合せなど審査以外の窓口ではお受けできません。何卒ご了承ください。
トラブルを避けるためにも、迷ったら念のためリリースを取得する、取得が不可能な場合には販売を控えることをおすすめいたします。

Q. リリースが必要なさそうな作品なのに、モデルリリースの不備でNGになりました。
A. 人物が小さく写っている、少し陰になっているなど、個人が特定できるかどうか微妙な判断の場合、リスクを避けるために、慎重に判断させていただいた可能性があります。
被写体の方や購入者とのトラブルを避けるため、そういった作品についてはリリースを取得した上で販売するか、取得できない場合には販売を控えていただき、確実に問題のない作品だけを登録してください。
人物が全く写っていないのにNGになってしまったなど、明らかにシステム上の不備と思われる場合には、お手数ですが素材No.を添えてお問い合せフォームよりご連絡ください。

Q. 前に撮影したことのあるモデルさんならば、同じモデルリリース書類で申請しても良い?
A. モデルリリースへの署名は、お手数でも撮影の都度、被写体の方へしっかりと説明を行なった上でもらうようにしてください。
同日に撮影したカット違いなどであれば一枚のリリース書類を適用していただいて大丈夫ですが、同じリリース書類を、別の撮影日、別のテーマでの撮影に使いまわすと、被写体の方とのトラブルになる可能性もあります。

Q. 自分と自分の子供が写っている写真なので、許可は取れています。書類が必要ですか?
A. 撮影者ご自身や家族などの近しい方が被写体であっても、モデルリリース書類は必ず提出してください。未成年の子供さんが被写体の場合、全ての親権者の方の同意を得た上で、親権者の方の署名が必要です。

Q. 被写体の方がすでに亡くなっている場合にもモデルリリースは必要ですか?
A. はい、個人が特定できる状態であればモデルリリース書類の提出をお願いします。その場合、被写体の親族の方に署名していただき、「備考欄」に被写体の方が故人である旨を書き添えてください。

Q. イラスト素材の場合にもモデルリリースは必要ですか?
A. はい、実在の人物の方をモデルにしている場合など、個人が特定できる状態であればイラストでもモデルリリースは必要です。

Q. PIXTA以外で提供されているリリース書類でも受理されますか?
A. はい、PIXTAのリリース書類と同等の条件が記載されており、該当の書類で要求されている必要事項が正しく記載されていれば、提出していただいて構いません。
※書類によっては、クリエイター、モデルの他、保証人(第三者)の署名が必要な形式のものもあります。その場合、全ての署名が正しくなされているものでなければ受理できませんのでご注意ください。

以上
より安全にストック素材販売を行なっていただくために、上記ご理解の程よろしくお願いいたします。

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