近年、感情を読み取るAI技術は、接客ロボットや監視カメラ、医療・教育・メンタルヘルスケアといったさまざまな分野で注目されています。表情認識AIの精度向上には、多様な感情を表現する顔の動画データが不可欠です。
しかし、顔の動画はプライバシー性が高く、特に日本人の表情に特化した機械学習用データは市場にほとんど出回っていません。
こうした課題を踏まえ、PIXTAでは、日本国内で撮影した高品質な顔表情動画を収録した「日本人 顔表情動画データセット」の提供を開始しました。機械学習用途に最適化されており、商用利用も可能。感情識別やヒューマンインターフェース開発などにご活用いただけます。
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「日本人 顔表情動画データセット」概要
提供データの概要
| 名称 | 日本人 顔表情動画データセット |
| データ数 | 動画 330本 |
| 価格 | 297,000円(税込) ※アノテーションは付与されていません ※各種アノテーションは、有料にて承りますのでご相談ください。 |
| 撮影場所 | 日本国内の屋内 |
| 内容 | ・日本人10名分の表情11種バリエーション ・1表情につき3画角(正面・右45度・左45度)から撮影 ・1動画につき5秒程度 |
| 表情の種類 | 1.真顔(真剣) 2.喜び(開口) 3.喜び(閉口) 4.悲しみ 5.驚き 6.怒り(開口) 7.怒り(閉口) 8.嫌悪 9.軽蔑 10.恐れ 11.無表情(リラックス) |
| キャスト | ・20代 男性1名、女性1名 ・30代 男性1名、女性1名 ・40代 男性1名、女性1名 ・50代 男性1名、女性1名 ・60代 男性1名、女性1名 |
| 特徴 | ・日本人特有の表情のニュアンスを再現した高品質な動画データ ・各表情を3方向から撮影することで、多角的なモデル学習に対応 ・商用利用可能 ・撮影者から機械学習用データ活用の許諾取得済み |
<提供イメージ>

想定する導入企業・活用分野
- 表情認識AIの学習データとして感情を高精度で識別するモデル構築に活用
- ヒューマンインターフェース開発に表情で操作するUIやVR/AR体験の実現に貢献
- メンタルヘルス領域のAI開発にストレス傾向を推測するアルゴリズムの基礎データとして活用
- ディープフェイク検出モデルの訓練用にリアルな表情の動きを捉えた動画を基準データとして利用
提供の背景
人の表情や感情の変化を読み取る能力は、AIが人間と自然に対話し、適切な判断を下すために不可欠です。とくに日本人の多様な感情表現を反映した動画データは、現実の使用シーンを想定した学習において非常に重要ですが、その入手は困難です。
PIXTAはこの課題に対応するため、高品質な動画データを収録した機械学習用データセットを構築しました。
今後もPIXTAは、ニーズに即した学習データの提供を通じて、日本国内におけるAI技術の発展を支援してまいります。
「日本人 顔表情動画データセット」提供の流れ
機械学習用画像・動画データ提供サービスにお問い合わせください。データのサンプルや詳細を案内いたします。
今回案内しております「日本人 顔表情動画データセット」以外にも、機械学習用の画像・動画をお探しの際には、ぜひPIXTAにお気軽にお問い合わせください。

