機械学習用「点字ブロックデータセット」販売開始のお知らせ

視覚障がい者支援AIの開発促進を目的とし、日本国内で撮影された点字ブロック画像2,000点を収録した機械学習用「点字ブロックデータセット」を3月18日の「点字ブロックの日」に合わせて販売開始しました。

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「点字ブロックデータセット」概要

提供データの概要

名称点字ブロックデータセット
データ数2,000点
価格198,000円(税込)
※アノテーションは付与されていません
※アノテーション、ラベル付与(画像分類)も、有料にて承りますのでご相談ください。
撮影場所日本国内
特徴・日本国内で撮影された点字ブロックが被写体に含まれる画像
・点字ブロックの正規状態、破損、障害物の有無など様々な画像データ
・商用利用可能
・撮影者から機械学習用データ活用の許諾取得済み

データセットの活用用途

  1. 視覚障がい者の歩行支援
    • 点字ブロックの検出・認識を行い、音声や振動で情報を提供
    • 障害物を検知し、衝突や転倒を防ぐ
    • 点字ブロックの配置情報を活用し、経路案内を実施
  2. 自動運転技術への応用
    • 点字ブロックを認識し、交差点や横断歩道の位置を特定
    • 歩行者保護のため、適切な速度調整や停止を実施
  3. 点字ブロックの維持管理
    • 破損や劣化箇所を画像解析で自動検出し、修理計画を支援
    • 設置状況の調査を行い、整備計画の策定をサポート
  4. バリアフリーマップの作成
    • 画像データから点字ブロックの位置や種類を自動抽出し、地図に反映

提供の背景

近年、視覚障がい者の移動支援技術が進化し、スマートフォンを活用したナビゲーションアプリや、靴に装着する歩行支援デバイスなど、新たな技術が次々と登場しています。また、2022年6月に改訂された国土交通省の「道路移動等円滑化に関するガイドライン」において、点字ブロックの適切な設置や摩耗による効果低下への対策の必要性が強調されており、点字ブロックの維持管理においてもAI技術の活用が期待されます。

これらの技術の進化には、日本国内で実際に使用されている点字ブロックの機械学習用画像データが不可欠です。きれいな点字ブロック画像はもちろん、点字ブロックの破損、歪み、汚れや、障害物の有無など、様々な状況を写した画像データと、俯瞰、斜め、横など豊富な画角のデータが必要です。

1億点以上のデジタル素材を販売しているPIXTAは、こうした様々な点字ブロック画像も豊富に取り揃えています。これらの画像が、視覚障がい者の皆様の安全強化や活動支援のためにと研究を重ねているAI開発者の方々のお役に立てばと、国内の点字ブロック画像2,000点を収録した「点字ブロックデータセット」を、3月18日の「点字ブロックの日」に合わせて販売することにいたしました。

「点字ブロックデータセット」提供の流れ

機械学習用画像・動画データ提供サービスにお問い合わせください。データのサンプルや詳細を案内いたします。

今回案内しております「点字ブロックデータセット」以外にも、機械学習用の画像・動画をお探しの際には、ぜひPIXTAにお気軽にお問い合わせください。

担当:PIXTA 機械学習用画像・動画データ提供サービス https://pixta.jp/machinelearning-dataset