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こんにちは、ピクスタ代表の古俣です。


今では誰でも知っている大成功したWebサービスも、立ち上げ当初から順風満帆だったわけではありません。むしろ多くの苦難を乗り越え、偶然や運も重なり、紆余曲折や試行錯誤を重ねながら今の規模まで成長してきたのです。


そして、そんな先人たちの苦難や紆余曲折、試行錯誤の積み重ねを「疑似体験」できる本が今では数多く出回っています。


Webサービスを立ち上げてみたい人、インターネットで起業を考えている人にとっては、立ち上げ時の苦労にはどんなものがあるのか、また軌道に乗せるために必要なことはなにか、本質的な強みをどう生み出すのか、といったことを事前にある程度「疑似体験」できるのでかなりオススメです!


というわけで、これまで僕が読んだ中からおすすめの書籍10選をご紹介します。


価格.COM 賢者の買い物

今や日本を代表するメガサービスとなったカカクコム


圧倒的なSEO力と洗練されたビジネスモデルで日本のWebサービス業界を席巻している同社も、立ち上げはPC周辺機器の営業マンがアナログで集めた情報をアナログに掲載したサイトが発端だった、という対比がおもしろいです。


また、創業者から穐田さんというベンチャーキャピタリストに経営者が交代し、どのように成長を加速させたのかという部分もとても参考になります。



価格.COM 賢者の買い物

600万人の女性に支持される「クックパッド」というビジネス

こちらもメガサイトとなったクックパッド


しかしビジネスラインに乗るまでに5年以上という途方も無い時間がかかり、それでも愚直にユーザーファーストの理念を貫いた創業者佐野さんの姿勢に感動を覚えます。


そしてカカクコムを東証一部にまで育て上げた穐田さんが、2012年に経営を引き継いだという事実もまたおもしろいです。



600万人の女性に支持される 「クックパッド」というビジネス (角川SSC新書)

ネットで生保を売ろう!

75年ぶりの生命保険業界への新規参入、また創業から4年でのスピード上場と立ち上げ当初から注目を集めていたライフネット生命


共同創業者の1人である岩瀬さんによる、会社の立ち上げからサービスを軌道に乗せるまでのまさに起業ドキュメントです。


多くのベンチャー企業がひと通り味わう資金調達やシステム開発での苦労。そしてやっとサービスをリリースしたものの、集客が全然想定どおりにいかずどんな策を打っても遅々としてしか伸びていかないという状況は、実際に味わった人間でないとわからない怖さとストレスがあり、疑似体験としては非常にオススメです。



ネットで生保を売ろう!

こちらも合わせて読みたい!|10万人に愛されるブランドを作る!

ライフネット生命常務の中田さんによるライフネットのPR本。


ライフネット生命は、数あるネットベンチャーの中では最もPRに成功している企業だと思っています。理念やミッションを元にした共感を呼ぶブランディング、マーケティングで、お金をかけずにここまでPRで成果を出せるのは本当にすごいと思います。


ベンチャー、スタートアップはPRが命ともいえるので、すべてのベンチャー関係者は必読の本です!



10万人に愛されるブランドを作る!

謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦

国内有数のファッションCtoCサービスである「BUYMA」を運営するエニグモ


2人の共同創業者の博報堂時代の出会いから、BUYMA立ち上げ時の悪戦苦闘、また大型の資金調達や新規の収益源を見事に立ち上げていくストーリーが赤裸々に描かれていて、とても興奮を覚えます。


こういう「読んでしまうと起業したくてたまらなくなる本」は要注意ですねw。



謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦

起業家

サイバーエージェント藤田社長の前作『渋谷ではたらく社長の告白』に続くサイバーエージェントの起業ストーリー本。


Amazonの書評では賛否両論ありますが、大きな規模にまで成長したネットベンチャーが、大きな資金とリソースをかけて取り組む、第2の柱となる新規サービスの立ち上げを疑似体験できる貴重な本です。


またサイバーエージェントの組織文化の変遷なども興味深い部分です。



起業家

不格好経営―チームDeNAの挑戦

モバゲーを大ヒットさせたDeNA南場社長が、起業から社長退任までを赤裸々に語った本。
この本の魅力はなんといっても、南場社長の痛快かつ切れ味の鋭い語り口ですね。


また、起業当初から場外ホームランを狙った大ぶりをかまし、初回の打席は見事に三振に終わったという、一般人にはなかなか真似のできない起業スタイルを疑似体験することができます。


三振に終わった最初の事業である「ビッダーズ」からピボットした後のDeNAの復活劇は見事というしかないですね。



不格好経営―チームDeNAの挑戦

新装版 こんな僕でも社長になれた

先日都知事選にも立候補して旋風を巻き起こしたGMOペパボ(旧paperboy&co.)創業者の家入さんの半生&起業記の本。


不登校から引きこもりになり、「家族と一緒に過ごすために」という理由から福岡で起業し、あれよあれよと上場企業までに育てたストーリーは、なかなか他の人では味わうことができない疑似体験です。



新装版 こんな僕でも社長になれた

リブセンス〈生きる意味〉

リブセンスを率いる最年少上場社長の村上さんを取材した本です。


取材ベースなのでそこまでの臨場感や深い洞察が書かれているわけではないですが、リアルな学生起業や、求人サイトという参入が激しい業界において、何をどういう順番でやって突き抜けたのかという部分がわかるだけでも収穫のある本です。



リブセンス〈生きる意味〉

ニコニコ動画が未来をつくる ドワンゴ物語

副題に「ドワンゴ物語」とあるとおり、ニコニコ動画の立ち上げというよりそこにいたるまでのドワンゴの立ち上げストーリー的な本です。


ニコニコ動画は、ゼロベースで立ち上げてブレイクさせることは至難の業といえるサービスだと思いますが、ドワンゴだからこそ実現可能だったと納得させられます。


廃人と奇人と天才の会社で時価総額1000億円の会社をつくる、という特異な疑似体験ができるオススメ本です。



ニコニコ動画が未来をつくる ドワンゴ物語 (アスキー新書)

フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)

言わずもがなのFacebook草創期からサービス拡大期までのドキュメンタリー本。


ハーバード大学の独特の雰囲気からFacebookが生まれていく様や、その後爆発的に世界的サービスにまで拡大していく様子を疑似体験できます。



フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)


いかがでしたか。

僕自身、このようなWebサービスの立ち上げを疑似体験できる本をいろいろ読み、様々なエッセンスを吸収して自社の「PIXTA」というWebサービスに活かしていますし、事業がうまくいかない時もとても勇気づけられました。
まだ読んでない本がある方は、ぜひ読んでみて疑似体験してみてもらえればと思います。



この記事の著者
古俣大介

古俣大介代表取締役 社長  »メッセージ

多摩大学在学中からECサービスなどの運営を手がけ、卒業後に株式会社ガイアックスに入社。同社で新規事業の立ち上げに参画し、2005年8月に株式会社オンボード(現ピクスタ株式会社)を設立。2006年5月に「PIXTA」をリリース。
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