クリエイターインタビュー:KAORU

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KAORU(フォトグラファー)

昨年、2009年5月にインタビューさせていただいたKAORUさんに改めてインタビューさせていただきました。

順調に売上が伸びているKAORUさんですが、どのような撮影を心掛けているか、また売上アップを目指す方へのアドバイスも含めお伺いしてみました。

現在のPIXTAでの売上金額を教えて頂けますか?

2010年3月の売上が140万を超えました。

昨年インタビューした際の2倍強ですね。売上60万達成してその後に立てた目標はありましたか?

昨年のインタビュー前の目標として売上金額が40万でした。それが達成できたので、今度は月間売上100万円を目標にしていました。

それはいつくらいに達成しようという目標はありましたか?

具体的にいつまでと言うのはなかったのですが、登録枚数を増やし続ければ いつか行くだろうと考えていました。個人的にはなんとなく登録枚数が1万枚くらい行かないとダメかな、と思っていましたが 1万枚に行く前に達成しました。

今のPIXTAへの登録枚数は約7800枚ですね

はい、そうですね。2010年3月の段階では6500枚位でした。

似たような作品が増えること事に関してどう捉えていますか?

そうですね。ストックフォトは登録枚数だけじゃないと言われますが、思ったよりも早い段階で達成出来ました。

具体的にはKAORUさんが設定された売上金額100万という目標に対して起こしたアクション、意識した事はありますか?

一番意識したのは止まらずに撮影し、アップし続けることを意識していました。遅かれ早かれそうすれば目標を達成出来ると信じていたので、それを強く意識していました。

昨年秋頃に、売上の伸びが止まった時が二ヶ月ほどあったのですが、その時に腐らずにやり続けたのも良かったです。

撮影し続けるモチベーションが落ちそうになった時、それを回避した方法、解消した方法はありますか?

対処方法としてはとにかく撮影し続けることでした。売上が止まってしまったのは似たようなテーマの写真や似たような構図の写真が増えてきた為かな、と思ってましたが、そうであればより自分でしか撮れない作品を作ろう!と思いモデルさんの人数を増やしたり、真似されにくいテーマを設定し、撮影を続けてきました。

似たような作品が増えること事に関してどう捉えていますか?

あまりに似すぎた作品が増えてしまうと同じような作品が並んでしまって、購入者が違ったイメージを欲しい時に欲しい作品が無いことが有るんじゃないか、という心配もあります。

オペレーターの写真を例に上げると世の中の広告でオペレーターの作品を色々見ますが、様々なイメージが沢山あります。

ですので似たような作品が増えてきたら、自分はもっと他の人がやらないことをやっていかないと自分の写真が売れないな、と考えて撮影をしていこうと思っています。

例えばモデルさんの表情や関係性が変わったり、小道具が一つ増えるだけでも写真に新たな意味がプラスされますから、一つのテーマにプラスできる、派生できることを色々と発想して、同じテーマでも色んなバリエーションにつなげていく、色んな角度からアプローチをしていくつもりです。

素材を購入してくれた会社は素材を購入して広告物を作ると思うのですがその完成した広告物を見る一般の人達により伝わりやすいように、伝えたいイメージを強くして打ち出していきたいと思っています。

購入者の視点を強く意識されていると感じるのですが、購入者の考えを知るために何かしていることはありますか?

実際に広告として使われている写真を沢山見ることです。

一枚の広告を見たときに考える事は例えば自分だったらこう表現したい、とか考えます。 たとえば住宅の前で家族が仲良くしている写真を見たときに、大事なのは、思いつくいくつかのバリエーションの中で、購入者はこれを採用したのかと知り、その理由は何なのかを考え、自分の撮影にフィードバックしていくことです。

PIXTA内にも他社にも、一つのテーマで色んな写真がありますが、お客様のニーズが分からないままそれをいくら真似したところで需要に合わなければ売れない。お客様が何を求めているのか、そこから全て発想して、お客様の考えに合わせて作品を作為的に作っていかなければ売れないと考えています。

とはいえ私もお客様のニーズをきちんと把握出来ている訳ではありません。売れると思って出しているものが全く売れないことも、その逆も、いまだにたくさんあります。ですから、様々なニーズに応えられるように、取りこぼしが少なく済むように、色んなバリエーションを考えるようにしています。

お客様のニーズは、この先も模索し続けていくんだと思います。お客様のニーズを想像して、それを表現する様々なやり方を、それぞれのスタイルで自由に表現していけばよいと思います。その人にしか浮かばない素敵なアイデアや構図、着眼点がきっとあると思います。

それはいつくらいに達成しようという目標はありましたか?

具体的にいつまでと言うのはなかったのですが、登録枚数を増やし続ければ いつか行くだろうと考えていました。個人的にはなんとなく登録枚数が1万枚くらい行かないとダメかな、と思っていましたが 1万枚に行く前に達成しました。

様々な人物撮影をされているKAORUさんですが、人物を撮影される際に気を付けていることはありますか

撮影の時に気をつけている事は3つあります。

  • できるだけ被写体がカメラを意識していない感じで撮影をする。
  • 被写体の目が活き活きとするように撮影する
  • 被写体に素直な大げさな表情をしてもらう

の3点を意識しています。

被写体に素直な大げさな表情をしてもらう
自分がかつて役者をやっていたことがアドバンテージとしてあると思うのですが笑顔を作ってもらいたい時に、「笑ってくださいね」というのではなく、被写体が嬉しくなるであろうと思われるシーンを設定します。
例えば、若い男性を撮影する際に「焼肉屋にいて大好きな焼肉を好きなだけ注文しているところですよ」というシーンを設定し、撮影を行うとスゴク良い表情をしてくれることが多いです。

表情の形だけ指定するのではなく、その元になる感情の場面設定をして表現しやすくしてあげる。その気持になってニコニコしてみて、と。笑顔を作ってもらうのではなく、笑顔を引き出すように心がけています。

役者時代にどのようにして感情を作っていたのでしょうか?

自分がその顔をするシチュエーションを考えていました。そして、その気持を強く出す。強く表に出す。動きにしても表情にしても自分が思っている1.5倍にしないと見ている人に伝わらないよ、と役者時代に言われていました。とにかく顔の筋肉を動かさないと伝わらないんです。

1.5倍の表情を引き出し、作ってもらう事。表情づくりにはこれがすごく大事ですね。

被写体の目が活き活きとするように撮影する

目が活き活きとした撮影をする際に気を付けていることはなんでしょうか

コミュニケーションには気をつけています。 ベースとして、まず自分が盛りあげるように心がけ、とにかく現場の空気をよくしよう、 と思っています。その雰囲気作りが一番大事。 それが出来ないとモデルさんも心をひらいてくれないので。 モデルさんがここは自分を出しても良い現場なんだ、と思ってもらい 感情を素直に出してもらうよう心がけています。

できるだけ被写体がカメラを意識していない感じで撮影をする

カメラを意識していない撮影と言う点で具体的に気を付けていることはありますか?

被写体に何も指示を与えないと、どうしてもカメラを意識してしまうので本気でそのテーマに合う気持になってもらう、演じてもらう事を意識しています。自分の気持に集中してもらうと、カメラから意識が離れ易くなるので。

そうすると自然と目がカメラの方に向かわなくなるんです。

2010年3月に売上金額が140万を超えましたが、次の目標はありますか

PIXTAの年間の売上で2000万が目標です。

いつまでに達成したいと考えていらっしゃいますか?

2011年の売上で達成できると良いです。

目標を達成するにあたって具体的な撮影本数はありますか?

できれば月3本くらいの人物撮影を行っていきたいですが、まず月2本の人物撮影のペースは落とさずに撮影していきたいです。

撮影1本あたりにかける経費の設定はいくらでお考えですか?

大体自分の負担の予算としては1本10万円くらいを考えています。

一回の企画に掛ける時間はどのくらいでしょうか

撮影スタッフとの打ち合わせ・撮影現場のロケハンや小物・衣装の買出しで1日、撮影で1日、撮影後の後処理(現像・レタッチ)で2日くらいなので、一回の撮影に4日間くらいかけています。

現在目標としている年間の売上2000万円が達成できると自分の時間が沢山できると思います。

できた時間の中で自分のやりたい事ができたらすごく良いと思っています。普通の撮影仕事などで週5日程現場に出ていたら時間がなくなってしまうので。

ストックフォトで稼ぐメリットは、ロイヤリティー収入なので、今まで収入を得るために 労働に費やしてきた時間を自分の時間に変換できることです。

最後に他のクリエイターの皆さんへのアドバイスをお伺いできますか?

主に下記の3点をお伝えできると思っています。

  • 購入者のことを考える
  • やり続ける
  • クオリティーを上げる必要がある

購入者の立場になって考える
繰り返しになりますがお客様の立場になって考えることです。お客様が何を求めているのか、そこから全て発想して、お客様の考えに合わせて作品を作為的に作っていかなければ売れないと考えています。

撮り続けることが大事
常に新しい写真を納品し続けないと売上が下がることはあっても上がることはないです。しかも沢山の写真が日々PIXTAに増えています。 走らなくてもいいので、歩き続けることが大事です。マイペースでいいので止まらずに歩き続けることです。殆どの人が100枚、200枚の作品をアップして「売れないなぁ」と辞めてしまう方も多いですがちょっとずつでもいいので止まらずに素材を増やしていくことが大事です。

私もPIXTAに参加した一番最初の月は、たった2枚しか売れませんでした。私もそんな所から始まりました。

クオリティーを上げる
PIXTAのいるマイクロストックの業界は様々な会社が参入してきてとても競争が激しくなっています。

昔はそんなに競争が激しくなかったので安かろう悪かろうで売れた一面も否めませんが、これからはマイクロストック業界の素材の品質があがって来ると思います。安い価格でもクオリティーが上がるので、作品のクオリティーを上げて行く必要があると思います。クオリティーも様々な要素がありますが、例えば背景をシンプルにすると変わることが多いです。

写真に、表現したいことにそぐわない要素が入っていると売れないことが多い。特に屋外の撮影作品で背景になくてもいいよね、というものが沢山入っている。

背景があっているか
余計なものがはいっていないか
かといってシンプルすぎないか

そういった事に気を使っていただくとクオリティーが上がることが多いです。

KAORUさん、インタビューへのご協力ありがとうございました!

今回ご紹介しているクリエイター

KAORU

KAORU
»https://pixta.jp/@KAORU/

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