【社会と共存するビジュアルを目指して】写真クリエイター・kikuoさんが撮影する『目に見える個人の違い』

『 素 材 』の 枠 を 超 え て い く 。

およそ450万点。
2021年にダウンロードをいただいた、写真・イラストの総点数です。

そう考えれば、PIXTAを起点とした社会へのビジュアル流通量は相当なものです。
それは責任、とも言い換えられるでしょうか——。

『社会と共存するビジュアル』を提供するPIXTAでありたいと想うのです。
便利な素材、その枠を超えていく。
役に立つ、その意味をアップデートする。
私たちを起点としたビジュアル、それを目にした方々の認識がすこしでも変わったり、ココロの彩度が上がったり、ほんのり胸を張って生きれたり。
大げさに聴こえるかもしれませんが、私たちはビジュアルが持つ力を強く信じます。

写真クリエイター・kikuoさん が、義足ランナー・松本功さんを撮影しました。
『目に見える個人の違い』が主題です。
ビジュアルたちが、よりよい社会創造の一助となることを願って。

クリエイター kikuoさん よりコメント

障がいのある方と接する機会が少ないと、知らず知らずステレオタイプな見方をしてしまうかもしれません。 
しかし実際には、とても精力的に生き生きと活動されている方も多い。 
その一人である松本さんをモデルに、障がいのある方をカッコいいと思ってもらえるような撮影がしたいと思いました。 
以前、仕事で介護の現場を撮影していましたが、そこで働かれる方々はとても楽しそうに介護対象の方々とコミュニケーションをし、信頼関係を築いていました。 そのありのままの姿を撮影したのですが、写真を通じてリアルを知ってもらいたいという想いが強いのも動機となっています。 

普段ストックフォトに取り組む上では、もちろん写真が売れる売れないの視点で考えがちだし大事なのですが、 その枠にとらわれない姿勢も大切だと思います。 例えば、ニーズに応える写真を提供するだけではなく、1枚の写真からニーズやインスピレーションを創造するようなイメージです。 ある企画のために写真があるのでなく、写真から企画が生まれることもあるかもしれません。 
PIXTAを何気なく検索している中で、そのような思わぬ出会いもあるのではないでしょうか。 今回は、ストックフォトの幅を広げるような撮影が行えたと思います。これからも継続していければと願っています。

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モデル 松本功さん よりコメント

プロのフォトグラファーさんに義足の姿を撮っていただけるのは光栄な事で嬉しかったのですが、皆さんのご期待に添えるのか心配な気持ちで現場に入りました。 数年ぶりにヒゲを剃り、人生初のメイクまでしていただき少し恥ずかしかったのですが、撮影が始まると皆さんとのコミュニケーションが楽しくあっという間の1日でした。 
いつもインスタでは、写真や動画を通して障がい者の生活を多くの方に見ていただきたくて義足の姿を発信しています。 子供の頃、足をなくし落ち込んでいた私に希望を与えてくれたのは、同じ義足の方がカッコよく歩く姿を目の当たりにした事。ビジュアルとはそのくらい、人の気持ちを変えてくれる力を持っていると日頃思っているので、今回の撮影は私のインスタ以上にPIXTAのストックフォトを通してさらに多くの方の目に触れる機会があると思うと光栄に思いました。 

普段は小学生達に自身の障がいの事などをお話ししています。 「障がいは個性」だと思って障がい者の事を身近に感じてほしい、とお話ししていますが、今回撮影していただいた写真を何かの折にご覧いただいた方々にもそう感じていただけると嬉しいです。
松本 功 さんプロフィール

0歳時、右足裏に肉腫を発症し腫瘍部分の切除にて一命を取り留めるが9歳(小4)の時に肉腫再発で下腿切断する。 以後、今日に至るまで53年間の義足生活を送る。
義足となった当時は、障がい者がスポーツをできる時代ではなく、運動とは無縁…。成長期には義足や障がい者である事を隠していた。
 しかし、40代後半から神戸医療福祉専門学校で義足モデルとして義足製作実習の授業に参加することになり、そこで日本のスポーツ義足の第一人者の義肢装具士さんとの出会いやスポーツ義足との出会いがあり、ウォーキングから少しずつ走れるようになり今では市民マラソンにも参加するように。 徐々に活動の幅が広がり、競技用ブレードなどで有名なオズール社や日本最大の義肢装具製作会社などで義足モデル、数年前からは小中学校で自身の障がいについて講演したり、写真モデルとして活動するなど多岐に渡り活躍。 
 現在、年間の走行距離は約1500km〜2000kmにまで伸び、「健康のため、ゆる〜く長くゆっくり走る事、そしてフルマラソンなどの市民マラソン大会参加が最大の楽しみです。」と語る。

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