わたし、だけじゃない
コロナ禍で人々は会えない時間を過ごし、孤独を楽しみ、そして孤独を想う時間を過ごしてきました。
人は誰かと分かち合いたい、つながりたい。小さな不安も、チラリとのぞく照れ隠しも、心を揺らすさざ波も「わかるよ」「わたしも」「素敵だね」を誰かと共有し合うだけで前を向ける。情緒的な心も、ダメな自分の一部も、誰かに肯定して欲しいのかもしれません。だからこそ、ビジュアルはよりエモーショナルなものを、あるいは、より共感しやすいリアルさが求められています。
筑城 俊
PIXTA事業本部 コンテンツ部
クリエイティブディレクター
「トレンド」には時代の趨勢(すうせい)、つまり、これからどのようなありさまが顕在するかという展望も意味として内包されます。
「クリエイティブトレンド」を発表させていただけることは、デジタルコンテンツをファインダーに社会の今と未来を見つめ続ける私たちの姿勢を体現するものであります。
これもひとえに、PIXTAで自己表現をされるクリエイターの皆さまと、ご愛顧いただくユーザーの皆さまによって生まれる無数のビジュアルがあってのもので、この場を借りて御礼申し上げます。
誰もが表現する術を持ち、ビジュアルの流通量が圧倒的に高まる中で、ビジュアルコミュニケーションには「上手い・きれい」を超えた「意味・共感力」の強さが問われています。
ビジュアルトレンドは資本主義における市場活性の一要素として用いられることが多いですが、裏を返せば、「意味」を提示し社会の「共感」を十分得るに値する、数々の死線をくぐり抜けてきた(いく)クリエイティブとも言えます。
そしてそのトレンドの発端は、小さな個の思想や信念であることも見逃せません。
社会の今と未来を見つめ続ける中で、ビジュアルクリエイティブの根幹にあるそんな個の思想や信念が集積・拡散される場にPIXTAはなっていきたいですし、その一環として今回発表させていただいた7つの「クリエイティブトレンド」がより社会の共感を創造していくことを願っております。
うろみ | うざきひろみ
アートディレクター
2021年はコロナにも慣れ、異常から日常へ変化した年だったと思います。
年始にかけてまた爆発していくコロナの波にまた翻弄されていますが、翻弄されることにも個人的には慣れてきてしまった印象です。
今はさまざまな変化を受け入れやすい状態になっているのかもしれません。今後、より幸せに生きるための変化をコロナをきっかけにどんどん進んでいけばいいなと感じています。
その中でクリエイティブはどう変化していくのか、全然予想はつきませんが、私が大切にしていることなどをお話しできればと思います。
プロフィール
東京藝術大学デザイン科卒業後、電通に入社。
デザイン制作だけでなく、全体の企画やブランディングなども行っています。
色を使ったポップなデザインが得意です。
実績
LuLuLun CLEANSING、ORGANICパッケージデザイン
サン・マルコ食品「COROMORE」パッケージデザイン
Yahoo!JAPAN「BOSAI DIVERSITY」
KDDI「意識高すぎ高杉くん」シリーズ
日清食品「ほぼイカ」「マキシマム ザ 輝夜月」
KATE など
受賞歴
Adfest DESIGN GOLD 受賞
PR Awards asia GOLD 受賞
CLIOAWARDS BRONZE 受賞
GOOD DESIGN 2018 TOP100
young cannes print 日本代表
新聞クリエーティブ大賞優秀賞
ACCギャラクシー賞CM部門優秀賞 など
Talk Event - Online
クリエイティブ業界人必見!
2022年ビジュアルトレンド
デザイナーをはじめ、ビジュアル表現を通じて世の中に発信する生業の人々を対象に「Creative Trend 2022」を深掘りすると共に、 電通アートディレクターであるうろみ氏をゲストに迎え、2022年のクリエイティブに何が求められていくのかを考察し対談する無料オンラインイベントを開催します。
うろみ | うざきひろみ
アートディレクター
開催日
2022年3月9日(水)
時間
20:00-21:30
場所
zoom
※ 詳細は下記リンクから
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