ピクスタNO.1女性カメラマン、Ushicoさんのお仕事に完全密着!!

Profile

Ushico(うしこ)
1978年生まれ千葉県出身。フリーフォトグラファー。雑誌やWebなど様々な媒体で活躍中。
PIXTAでは女性らしく柔らかな雰囲気のコンテンツが魅力で、購入者のジャンルを問わず、幅広い支持を集める。Ushicoというクリエイター名は、ペットのウサギの名前「Ushioくん」から。

本日の撮影内容は?

スタッフは20代の女性モデルさん1名、ヘアメイクさん1名での撮影です。ビューティを中心に、エステイメージ、ポートレートなどを撮る予定です。新しいエステ用の小道具を買ったので(ハーブボール)、それを使ったカットは必ず入れ込みたいと思っています。

撮影スケジュールはコレ!!

撮影スケジュール タイムテーブル

10:00 – 集合・撮影準備開始

自宅兼スタジオになっているUshicoさん宅に、ヘアメイクさんとモデルさんが集合します。

集合・撮影準備開始

集合したら、ヘアメイクさんはまずメイク道具の準備を開始。この間、私は小道具を用意したり、衣裳にアイロンをかけたりなどの撮影準備をします。

ライティングのセットもこの時に。ベランダにもストロボを仕込んで、オクタバンクのかりっとしたライティングと、ベランダライトのふわっと自然光(逆光風)と、両方できるように準備します(この後、ヘアメイクが完成するまでの1時間程を撮影準備に費やします)。

自宅をスタジオに

スタジオ写真

このスタジオ、実は普段はbeforeようになっています。が、ドアを閉めると……白バックになるんですよ。 ドアに取っ手を付けると後でレタッチが大変なので、あえて付けませんでした。

小道具は多めに準備

小道具写真

撮影小道具はこのタイミングで準備。使いそうなものはとりあえず手元に置いておきます。結局使わなかった!ってことも多いんですが、その場の思いつきで急に入れたりもするので、バリエーション作りのためにも多めに用意しておくのがポイント。

10:20 – ヘアメイク開始

撮影スタート1時間ほど前からヘアメイクを開始。本日はビューティー撮影なので、念入りにメイク。

ヘアメイク開始

クオリティの面でも、バリエーションをつくるためにも、ヘアメイクさんは必ずつけます。

オーダーのポイントとしては、ヘアセットはある程度の時間がかかるので、どの順番で撮れば手間がかからない?このヘアチェンジにはどのくらいの時間がかかる?とヘアメイクさんに相談しながら進めています。撮影を効率的に行うためにも、これはとても大事です!

※ヘアメイクさんのキャスティングサービスは、人物専属クリエイター限定のサービスです。
詳しくはこちら→人物専属・専属クリエイター制度について

ヘアメイクMさんに聞きました!ビューティーの撮影のポイントって?

ヘアメイクMさん

「スキンケア・ヘアケア」系の撮影の場合は、髪の毛のまとまり感、ツヤ感を出すことがポイントですね。

同じビューティー撮影でも「ヘアサロン・化粧品イメージ」の場合は逆に、フワっとさせたりマットにしたりと、テーマによって変えています。
「スキンケア」など、肌が出る撮影の時は、乾燥しないようにボディークリーム等を塗ってあげると、しっとり感のある肌に仕上がります。寄りの撮影が多い「フェイスエステ」などの時は、クマ消し(コンシーラー)を基本に、さらに細部のメイク崩れ(目の下、テカリ、リップの立てじわ等)の直しが重要なポイントになります。

ヘア用品:マトメージュ        

ヘアメイクさんがいない場合でも、髪の毛をキレイに撮りたいときにはこんな道具を持っておくと便利です。
「なでつけて使えるタイプのワックスだから、手がべたべたせずに、おくれ毛、アホ毛、ななめ前髪をしっかりキープしてくれますよ。」
ただし最初つけすぎると、後でフワフワにする際ベタつくので、パターンを変える撮影の場合は控えめに!

使用したヘア用品
マトメージュ:http://utena.co.jp/matomage/index.html

11:15 – 撮影開始

自宅スタジオにて、まずはシンプルな白バック撮影からスタート!

(ストレートヘアのビューティ撮影時間:15分/ストレートヘアのヘアケア撮影時間:30分)

撮影開始

白バックでの撮影は、同じような写真が多くなりがちなので、縦、横、寄り、引きなど構図でハッキリ違いを出すのがポイント。

ただし白バックの場合、購入者が反転して使う場合も多いので、左寄せ右寄せのバリエーションの意味がなくなることも。
それよりは、モデルさんの動き(笑顔あり・笑顔なし、手の位置をいろいろ変えたりなどの動作)でバリエーションを増やす方がおすすめ(※ただし反転できない服装(スーツ・着物)の場合は除きます)。

まつげエクステイメージ写真

まつげエクステをしてるモデルさんが多いので、寄りの撮影の場合は、まつ毛が絡んで1本違う方向を向いているとか、まつ毛に乗っているホコリなどに気を付けます。
今日はメイクさんにまつ毛用のコームで毛の流れを直してもらいました。カラーコンタクトをしているモデルさんも多いので、コンタクトのズレも気を付けて!

撮影に欠かせないのはiPadとTV!?

iPadとTV イメージ写真

まずiPadは必需品。女性のヘアスタイルを検索しながら、ヘアメイクさんに次のカットのイメージを相談したり、PIXTAのサイトを見ながら、「あ、こういうカットがまだないな」と気づいたらカットを増やしたりと、いろいろと使えますよ!

TVはつけっぱなしにしておいて、「今●●●●が流行中!」と誰かが言っていれば、それを取り入れたイメージをその場で撮影しちゃいます。ストックフォトの撮影はバリエーションが命!情報ソースは多い方がいいですよ。(ちなみに今iPadで見ているのはgoogleの画像検索です。)

12:00 – 着替えて移動

服を着替えて、みんなで次のロケ場所(近くの公園)まで移動します。

(着替え・ウェーブヘアにヘアメイクチェンジ:40分/移動:10分)

着替えて移動

モデルさんに持ってきてもらった私服と、自分で用意した衣裳を見ながら、一緒に次のコーディネートを考えます。「シンプルだけどトレンド感があるコーデがいいなぁ」ということで、ビジュー付きの白のボーダーワンピに決定!

ストックフォトの撮影だからと言って、あまりにシンプルすぎる服だとつまらないので、可愛いかどうか、モデルさんに似合うかどうかを重視して決めています。
モデルさんに私服をお願いしても、イメージに合わないことも多いので、私服に頼り過ぎず、自分でも多めに用意しておきます。

Ushicoさんのロケファッションをチェック!!

Ushicoさんのロケファッションをチェック

今回のロケは、一般の方も多くいる小さな公園なので、邪魔にならないように軽装で。
片手で持てる小さめのレフ板と、動きやすいように、ななめ掛けのバッグ(メモリーカードやレンズ、小物などを入れておく用)で出かけます。小規模のロケの場合は、荷物になるので三脚は持っていかず、手持ちのみで撮ることが多いです。

ロケで使えるおすすめ小道具はコレ!

ロケで使えるおすすめ小道具

太陽の下や屋外での撮影だと液晶ファインダーが見えにくくなってしまうので、この遮光フードが便利です!これを液晶部分にかぶせると、外部の光をカットしてくれるので、確認作業がラクになりますよ。
カメラの専門店で4000円くらいで買いました。ゴム製なのでカメラも傷つけないから安心です

12:50 – 近くの並木道でロケ

歩いて10分ほどの並木道へ到着。天気もよくてお散歩気分♪

(緑バックロケ撮影:10分/桜バックロケ撮影:3分/移動:約10分)

近くの並木道でロケ

緑をバックに、ポートレート撮影を開始。「ヘアサロンで使われそうな、雰囲気あるポートレートのイメージ」とざっくりしたイメージをモデルさんやヘアメイクさんに伝え、ラフな感じで撮影が進みます。

撮影当日の気候に関係なく、アウターを着たバージョン・脱いだバージョンで、春イメージと秋冬イメージの2パターンを撮ります。

このバリエーション作りは簡単にできるし、売れ行きにもかなり反映されるのでおススメ!

その場のノリも大事!

桜をバックにしたカット

この日は桜がまだ少し残っていたこともあり、急きょ予定にはなかった桜をバックにしたカットも入れることに。現場の状況に応じて、フレキシブルに撮影を進めていくこともストック撮影の大事な点!

レフ板はコレがおすすめ!

グリップ付レフ板

片手でも持てるグリップ付のレフ板は、女性カメラマンには便利! 軽くて小さく折りたためるから、移動の際も邪魔にならずに使えます。

グリップ付レフ板:http://www.lastolite.jp/product_list/92959.92945.0.0.0/

13:15 – ランチ休憩

近くのファミレスでランチ。恋愛バナで盛り上がり、撮影の話はゼロ(笑)

ランチ中のモデルさんに聞きました!こんなカメラマンさんはちょっと困るー!

今日のモデルは土方 恵美ちゃん 今日のモデルは土方 恵美ちゃん
(マインドスクエア所属)
http://mind-square.jp/model/

何にも指示をしてくれないカメラマンさん(笑)。
どうしたらいいの?何が正解?がわからないと、表情を作ったり、動いたりできないので、ざっくりでもいいから、何をしたらいいかは教えてほしいですね。
あとは、全然セクシーじゃない撮影の時に「セクシーーィ!」とか言われたりすると焦る(笑)。途中でうまく撮れたカットを見せてもらえたり、こんな表情が良かったとか言ってくれると嬉しいです。

Ushicoさんの携帯メールにびっくり!

Ushicoさんの携帯メール

ランチ中にメールチェックをするUshicoさん。メールの中身を見せてもらってびっくり!!!
なんと、PIXTAからの「購入されましたメール」が数分おきに来ていて、メールボックスが埋まってました!さすがはTOPクリエイターだなーと再確認した瞬間です!!

14:00 – ヘアメイクを直して、撮影再開

スタジオに戻り、ヘアとメイクを直してエステの撮影がスタート。

(着替え・ヘアメイク直し:20分/黒ドレス撮影:5分/物撮り:5分/エステ(ハーブボール)シーン撮影:5分/エステ(アロマオイル)シーン撮影:15分 /エステ(フェイシャル時間)シーン撮影:5分/エステイメージ撮影:15分/ヘアメイク直し:20分(その間に物撮り) ※撮影間に、準備・移動あり。)

ヘアメイクを直して、撮影再開

エステ用のベッドは思いきってネットで安く買っちゃったんですが(実はこのシーン。タオルの方が高い……笑)、コレを買ったことにより撮影可能な構図のバリエーションが格段に広がりました。すでに複数のモデルさんで何回も撮影に使っているので、購入費用はあっという間に売上げで回収しています。

エステシーンと一言で言っても、上から・横から、寄り・引き、あお向け・うつぶせ、髪の流れを変えてetc.いろいろなバリエーションで撮影していくのがポイントです。

メイク待ちの時には物撮りを

物撮り

ヘアメイクを直ししている間は、時間を効率的に使うために物撮りをします。と言っても、今日は買ったばかりのハーブボールがあるので撮っていますが、普段は喋ったりして何も撮ってないことも多いです(笑)。
モデルさんがいない日に改めてゆっくりやろうとしても、忘れてしまうタイプなので……なるべく現場で撮影するように心がけてます。

撮ったカットはその場で共有!

撮ったカットはその場で共有

最初にテストカットを何カットか撮ってみて、角度などが決まったら、一度モデルさんに見せてあげます。こんな雰囲気が良いとか、こういう表情が可愛いよね!というのをヘアメイクさん含めスタッフたちと共有するのは、基本的ですが大事なことです。
この時にモデルさんが写真をほめてくれたりすると嬉しいし、お互いにテンションもUPするので、現場の雰囲気も良くなりますよ!

14:40 – 撮影シーン変更

バック紙をダークな色に変えて、ちょっと大人っぽいポートレート撮影に移ります。

(盛り髪、白バックで撮影:5分/目のクローズアップ撮影:3分/盛り髪、紺色バックで撮影:4分 ※撮影間に、準備・移動あり。)

撮影シーン変更

最後のシーンだし次のカットのことを考えなくてOK!ということで、盛りヘアでゴージャスに☆一番手の込んだヘアアレンジのカットを持ってきました。ヘアアレンジに時間がかかるため、実際にこのヘアスタイルで撮影していたのは15分!

限られた15分という時間の中で、「紺色バック」と「白バック」「目のクローズアップ」を撮り切るスピーディさは、ストック撮影ならではの大事なテクニックですね。

16:00 – 終了

盛ったヘアとメイクを戻してもらって撮影終了!お疲れさまでした~!

モデルリリースも忘れずに

モデルリリースも忘れずに!

最後にモデルさんにモデルリリースを書いてもらうのをお忘れなく!
今回は自宅スタジオだったので、撮影終了後に急いでプリンターから出力してしまいましたが……(笑)。ハウススタジオ撮影の場合は、終了時間の30分前くらいに切り上げて、モデルリリースと機材撤収に時間を使いますよ。

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