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先日ご紹介した「クイズに答えて確認しよう!〜知っておきたい!素材利用のルールと基礎知識」の記事をたくさんの方にお読みいただき、改めて、素材利用に関する権利への関心の高まりを感じています。
権利侵害は、経済的損害だけでなく、信用問題にも関わってきます。 そして、一度失われてしまった信用を回復するためには、非常に長い時間と、誠実な対応が必要となります。使用前に入念に確認し、権利関係のクリアな写真を使うことは、非常に重要です。

今回は、トラブルに繋がりやすい『素材に関する2つの「リリース」』についてご紹介します。

まず1つ目は「モデルリリース」

  被写体には「肖像権」という、自分の容姿を無断で撮影されたり、撮影された写真を許可なく公表されないよう主張できる権利があります。 写真素材に人物が写っている場合、「肖像権」が発生し被写体の許可なく販売行為や営利目的で使用することはできません。

PIXTAでは、クリエイターの皆さんに、作品の被写体となったモデル(人物)に「作品の販売や使用についての同意」を得られた作品を販売していただいています。

この同意書を【モデルリリース(肖像権使用許諾同意書)】と言います。 PIXTAでは、【モデルリリース】取得済みの素材かどうかは、各素材に記載をしていますので、ご購入に際にご確認ください。
▼モデルリリース取得素材例
会議の写真素材__47718295__-_PIXTA






 
なお、人物が写っている素材を使用される際には、モデルリリースの取得の確認の他に、PIXTA利用規約内で【注意を要する題材もご確認ください。
例えば、アダルト・公序良俗に反するもの・ギャンブル・婚活・出会い系・美容整形など、PIXTAの利用規約の【注意を要する題材に該当する場合は利用ができず、違反すると違約金を請求されることもあります。
必ず利用前に、検討中の用途が【注意を要する題材】に該当しないか、ご確認ください。

2つ目のリリースは「プロパティリリース」

撮影物の所有者は、著作物の利用を許可、あるいは禁止したり、所有物から収益を得たり、処分する権限(「所有権」)をもっています。 「所有権」を持つ方からの許可が取れていない場合、その素材を使用した成果物の差し止めや回収費用など、損害賠償を求められるケースもあります。

PIXTAでは、自分以外の個人・法人がが所有・管理、あるいは権利を保有する被写体(建物・敷地や、ペット、アート作品など)が含まれる素材をストック素材として販売することについて、クリエイターご自身で権利者に許可をとっていただいています。

この許可を得るための書類を【プロパティリリース(撮影物使用許諾書)】と言います。 【プロパティリリース】が取得されている場合、素材によっては以下のように記載がありますが、 被写体の内容・ご使用用途によっては、許可を得ずに使用することでクレームなどのトラブルに繋がる可能性があります。 許可が必要な被写体・使用用途と判断された場合、ご使用前に権利の保有者、管理者に使用の許諾を得ていただくことをお勧めいたします。
▼プロパティリリース取得素材例
若いビジネスマン(駅-スマホ) 撮影協力「京王電鉄株式会社」の写真素材__32872846__-_PIXTA






  なお、権利の確認につきまして、当社は作品の被写体の権利について保有しておらず、モデルリリース取得済の作品を除き、すべての作品について権利確認は行なっておりません。使用許可の取得代行等は行なっておりませんので、ご購入者様ご自身で行ってください。

2つの「リリース」についてのおさらい

最後に、素材の利用に関する2つのリリースとしてご紹介した「モデルリリース」「プロパティリリース」についておさらいしましょう。

人物素材を購入する際には
・モデルリリースが取得されていること
・利用規約に違反する使い方ではないこと

自分以外の個人・法人がが所有・管理、あるいは権利を保有する被写体(建物・敷地や、ペット、アート作品など)が含まれる素材を購入する場合は
・プロパティリリースが取得されていること
・プロパティリリースが取得されている素材であっても、使用に当たって不安な点があれば、クリエイターに事前に確認すること



今回ご紹介した、【モデルリリース】【プロパティリリース】については、「PIXTAでよくある質問」の「被写体の権利はクリアになっていますか?【単品購入】【定額制】」
にもまとめていますので、ぜひご確認ください。

現在は、とても簡単に人物の写真を入手できるようになりました。
「ネットで検索したらでてきたから」、「他の人も使っているから」、と安易に捉えず、 素材を使う際には上記の点など、素材の権利や利用規約を確認し、安心・安全なビジュアルを活用していきましょう。